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【ロッテ、日本ハム、オリックス】2019年に飛躍が望まれる選手は?

 

2019年はこの選手が飛躍しなければ栄光をつかむことはできない。チームが頂点をつかむために、絶対にその力が必要な選手。ロッテ日本ハムオリックスの来季、飛躍が望まれる男たちを見ていこう。

千葉ロッテマリーンズ


ロッテ・安田尚憲


 周囲はもちろん、何より首脳陣が2019年の飛躍を期待しているのが安田尚憲だ。高卒1年目は二軍戦でシーズン途中から四番に座り、打率.271、12本塁打、67打点と一定の結果は残した。シーズン中盤、そして最終盤には一軍の空気にも触れ、初本塁打もマークしたが、井口資仁監督は新人王の資格が残る60打席ジャストで起用をとどめた。それは2019年への期待の表れでもあるだろう。長打力不足が明確な課題であるチームにあって、指揮官は安田を積極起用していきたい意向を持つ。未来のカモメの四番のひとり立ちは、チームの浮上にとっても欠かせない要素だ。

北海道日本ハムファイターズ


日本ハム・堀瑞輝


 豊かな才能が本格開花するか。来シーズンでプロ3年目を迎える堀瑞輝への首脳陣の期待値は高い。2018年はシーズン中盤に一軍に昇格し、10試合に登板してプロ初勝利を含めて2勝3敗。後半戦は一時的に先発ローテの一角を任されて経験も積んだ。一番の武器は打者の手元で伸びるストレート。入団当初は制球力に課題を残していたが、ピッチングフォームの微調整と投げ込みで改善。次代の左腕エース候補としてさらなる飛躍が期待される。大化けの予感漂う20歳。伸びしろしかない未完の大器から目が離せない。

オリックス・バファローズ


オリックス・榊原翼


 今季は育成選手ながら一軍のオープン戦で救援登板し、直球主体の強気の投球で結果を残すと、開幕直前に支配下登録。開幕一軍も勝ち取った榊原翼。だが、デビュー戦となった開幕3戦目のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)では、1つのアウトも奪えず5失点。以降、シーズンの大半をファームで過ごすも、9月に一軍復帰して先発ローテ入り。10月4日のソフトバンク戦(京セラドーム)では、伸びのある最速149キロの直球を武器に6回無失点と好投した。打順二回り目以降を抑えるスタミナや投球術など、力不足はあるが、西勇輝、金子弌大(金子千尋)らが移籍したとあって、来季の先発ローテ入りも十分。高卒3年目、21歳を迎える来季、若き力がチームに鼓舞する。

写真=BBM
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