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【中日補強事情】補強はゼロ! 現有戦力の底上げなるか

 

オフは次のシーズンに向けて戦力整備をする重要な期間となる。ドラフト、FA、トレード、新外国人など方法をさまざまだが各球団、補強をどのような形で進めているのか……球団ワーストの6年連続Bクラスとなった中日の状況を見ていこう。

ガルシアは退団した



 ドラフトでは根尾昂(大阪桐蔭高)を4球団競合の末に獲得。さらに1位候補と目された梅津晃大(東洋大)を2位で指名でき、ドラフトだけ、未来への希望だけなら100点満点と言える。だが、ドラフトは12球団横並びで一斉に行うもの。だからこそ低迷期打破に即効性を求めるなら、まずは“補強”だ。

しかし“補強”となると旗色が悪い。今季13勝を挙げたガルシアと条件面で折り合わずに来季の契約に至らなかったことは痛恨。ドミニカ共和国出身の左腕、エンニー・ロメロ投手を獲得したが、これはあくまでガルシアの穴埋め。実力も未知数だ。FA戦線では東海地方出身の西勇輝オリックス)の獲得に乗り出したものの、マネーゲームを避けて早々に撤退した。つまり、今オフは一切の補強は行っておらず、採点以前の問題で0点。現有戦力の底上げで戦うしかないが、与田剛新監督の手腕はいかに。

【主な新加入選手】
[投手]
エンニー・ロメロ(ロイヤルズ)
梅津晃大(東洋大※ドラフト2位)
勝野昌慶(三菱重工名古屋※ドラフト3位)
垣越建伸(山梨学院高※ドラフト5位)

[捕手]
石橋康太(関東一高※ドラフト4位)

[内野手]
根尾昂(大阪桐蔭高※ドラフト1位)

[外野手]
滝野要(大商大※ドラフト6位)


写真=BBM
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