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【広島、ヤクルト、DeNA】2019年に飛躍が望まれる選手は?

 

2019年はこの選手が飛躍しなければ栄光をつかむことはできない。チームが頂点をつかむために、絶対にその力が必要な選手。広島ヤクルトDeNAの来季、飛躍が望まれる男たちを見ていこう。

広島東洋カープ


広島・西川龍馬


 来季、カープで最も大きな飛躍が期待されると同時に、やらなければいけない選手は、西川龍馬を置いてほかにはいない。昨季は規定打席にはわずかに届かずも.309の打率。サードのレギュラーを手にしながら、終盤に守備に不安をのぞかせ、定位置を手放した感じになっていた。秋季キャンプからは、丸佳浩のFA移籍に備えて外野の練習を開始。丸が移籍を決断したことにより、空いた外野の一角を争う一番手だ。中でも期待がかかるのが、天才的センスと評されるその打撃。もちろん、すぐに丸の穴を埋めるのは無理としても、将来的には三番を打てる選手に育つ可能性は十分。その実現が早ければ早いほど、チームの「丸ロス」を少なくすることができるはずだ。

東京ヤクルトスワローズ


ヤクルト・高橋奎二[左は小川淳司監督]


「3度目の正直」でプロ初勝利をつかんだ。10月2日のDeNA戦(神宮)に先発した高橋奎二は、初回に死球、安打でいきなり無死一、三塁のピンチ。だが、続くソト、筒香嘉智、ロペスの強力クリーンアップを圧巻の3者連続三振に打ち取る。この日、筒香からは3打席連続三振を奪うなど、5回3安打1失点で初白星を手にしている。龍谷大平安高時代にセンバツ優勝を経験した左腕だが、2016年にドラフト3位でプロ入り後は故障に苦しんできた。4年目の来季には先発ローテ入りを狙う。この勝利を機に、ブレーク街道を突き進みたい。

横浜DeNAベイスターズ


DeNA・伊藤光


 捕手のシーズン途中での移籍ほど難しいものはない。しかも、パからセへとリーグをまたげば、なおさらだ。リードする味方投手の持ち球、クセ、性格をすべて把握し、そのうえで対戦する相手打線を研究しなければならないのだから。しかも、DeNAの伊藤光への期待値は大きく、トレードが発表された7月9日から1週間後には、一軍のスタメンマスクをかぶる目まぐるしさであった。「ようやく投手の性格や考え方が分かってきたところでシーズンが終わってしまった」と本音がこぼれたのは契約更改後の記者会見だ。今季47試合で打率.195、1本塁打、11打点は決して納得できる数字ではないが、じっくりと腰を落ち着けて臨むDeNAでの2年目は、確かな飛躍が期待できるはずだ。

写真=BBM
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