2019年から新背番号となり、心機一転、新たな野球人生を歩む選手は? 新人、新外国人、移籍選手などの背番号とともに紹介。ここでは日本ハム、ロッテ、オリックスを見ていこう。 北海道日本ハムファイターズ
背番号変更を逆襲への発奮材料に──。2019年シーズンでプロ9年目を迎える谷口雄也。18年は右ヒザ前十字じん帯再建手術の影響で一軍出場は6試合のみ。毎年のようにレギュラー奪取を期待されながらも結果を残せずにいる。そんな男に吉村浩GMから通達されたのは背番号「64」から「4」への変更だった。過去には
武田一浩、
奈良原浩、
飯山裕志ら実力者たちが数多く着けてきたナンバーであり、谷口は「びっくりもしましたし、身が引き締まる思いです。でも、いまはやってやろうという気持ちです」と自分自身をもう一度奮い立たせるきっかけにもなった。
西川遥輝、
近藤健介、
大田泰示、
王柏融、
清宮幸太郎らがしのぎを削る外野のレギュラー争い。その熾烈な戦いに本気になった谷口が挑む。
【2019年日本ハムの新背番号】
[背番号変更]
谷口雄也 64→4
森本龍弥 24→124(育成再契約)
[新人]
吉田輝星 18
野村佑希 24
生田目翼 13
万波中正 66
柿木蓮 37
田宮裕涼 64
福田俊 40
海老原一佳 144(育成契約)
[新外国人]
王柏融 99
[移籍選手]
金子弌大 19
秋吉亮 39
谷内亮太 32
千葉ロッテマリーンズ
2018年シーズン途中で日本ハムから移籍して「39」を背にしていた岡大海はこのオフ、
金澤岳(現・二軍バッテリーコーチ)が着けていた「25」へと変更。「25番は大学4年生のときに着けていた背番号なので愛着があります。しっかりと結果を残すことでこの番号を自分のものにしたい」とレギュラー定着を狙っている。その「39」を2019年から背負うのが
吉田裕太。これまで背負ってきた「24」はドラ2ルーキーの
東妻勇輔の背中に渡った。5年目の2018年は自己最少の8試合出場に終わり、「心機一転、一から頑張りたい」と再起を誓っている。3人が絡んだ背番号変更が、2019年への刺激となるか。
【2019年ロッテの新背番号】
[背番号変更]
吉田裕太 24→39
岡大海 39→25
[新人]
藤原恭大 2
東妻勇輔 24
小島和哉 43
山口航輝 51
中村稔弥 48
古谷拓郎 65
松田進 50
土居豪人 69
鎌田光津希 121(育成契約)
[新外国人]
ケニス・バルガス ※未定
[移籍選手]
細川亨 ※未定
オリックス・バファローズ
現有戦力の背番号変更はなく、新加入の面々が新たな番号を背負う中で、実績ある前任者の番号を継ぐが新人が多くいる。ドラ1の天理高・
太田椋は、今季限りで引退した巧打者・
小谷野栄一の「31」を継ぎ、ドラ3のHonda熊本・
荒西祐大も、今季で引退し、セットアッパーとして活躍した
佐藤達也の「15」を継ぐ。荒西と佐藤達は同じHonda系列からの入団とあるなど共通点も。また、右の長距離砲として期待がかかるドラ2の亜大・頓宮裕真は、かつて
ブーマーが背負った「44」に。「ブーマーからユーマーに変えられるように」と頓宮が話すように、ルーキーたちも番号に思いを馳せている。
【2019年オリックスの新背番号】
[新人]
太田椋 31
頓宮裕真 44
荒西祐大 15
富山凌雅 28
宜保翔 53
左澤優 60
中川圭太 67
漆原大晟 127(育成契約)
[新外国人]
メネセス 33
[移籍選手]
竹安大知 ※未定
写真=BBM