2019年から新背番号となり、心機一転、新たな野球人生を歩む選手は？　新人、新外国人、移籍選手などの背番号とともに紹介。ここでは西武、ソフトバンク、楽天を見ていこう。

埼玉西武ライオンズ

　FAで巨人へ移籍した炭谷銀仁朗の人的補償でチームに電撃加入した内海哲也。新天地で背負う背番号は「27」に決まった。巨人時代は「26」。そこから1つ数字をプラスしたのには「1つでも上へ」という意味が込められている。かつては巨人のエースを張り、15年間で通算133勝をマークしている男だが、悲壮感はまったくない。「気持ちは切り替わっている。ユニフォームが変わっても、内海哲也は変わらない」と前を見据える。巨人でも若手に慕われた左腕は西武でも周囲に好影響を与えていく。

【2019年西武の新背番号】
［背番号変更］
高橋光成　17→13
川越誠司　26→72
高木渉　121→73
高橋朋己　43→123（育成再契約）
與座海人　31→124（育成再契約）

［新人］
松本航　17
渡邉勇太朗　12
山野辺翔　4
粟津凱士　26
牧野翔矢　38
森脇亮介　28
佐藤龍世　31
東野葵　125（育成契約）
大窪士夢　126（育成契約）
中熊大智　127（育成契約）

［新外国人］
ザック・ニール　54

［移籍選手］
内海哲也　27
廖任磊　50

福岡ソフトバンクホークス

　主力2選手が慣れ親しんだ背番号に“戻る”。松田宣浩は入団年の2006年から11年間背負っていた「5」へ、異例の電撃復帰。「（4年契約の最終年となる）来年は大事なシーズン。初心に戻るじゃないけど、ルーキーのときのように、もう一度キャンプから一生懸命野球がしたい」と意気込む。今宮健太は、大分・明豊高時代に背負っていた「6」へ。高校時代からずっと「6＝ラッキーナンバー」とこだわってきた。婚姻届を出した日は16年6月6日。さらに今年、第2子が6月6日に誕生している。そんな思い入れの強い番号への変更の経緯などは契約更改会見で明かされる予定だ。また、寺原隼人、攝津正、五十嵐亮太らチームを背負ってきたベテラン勢が今季限りで退団となったことで、彼らの番号が早速、新入団選手たちに受け継がれた。

【2019年ソフトバンクの新背番号】
［背番号変更］
今宮健太　2→6
松田宣浩　3→5
小澤怜史　40→123（育成再契約）
笠原大芽　63→※未発表（育成再契約）
張本優大　77→※未発表（育成再契約）
古澤勝吾　59→124（育成再契約）
黒瀬健太　61→126（育成再契約）

［新人］
甲斐野央　20
杉山一樹　40
野村大樹　55
板東湧梧　50
水谷瞬　59
泉圭輔　53
奥村政稔　61
渡邉陸　132（育成契約）
岡本直也　133（育成契約）
重田倫明　138（育成契約）
中村宜聖　142（育成契約）

東北楽天ゴールデンイーグルス

　2019年から捕手に戻ることを決意し、秋季キャンプではシートノックで捕手の位置に入り、精力的に汗を流した岡島豪郎。「毎日が勉強になる。捕手のポジションは一つしかない。できることもできないことも、一つでも多くのことを吸収して春に挑みたい」と語る。18年は108試合の出場にとどまり、打率．190とバットも湿った。現状を打破したいという思いが、プロ入り時のポジションに戻る決断を後押しした。12月20日、守備位置の登録変更とともに、背番号の変更も発表された。2シーズン背負った「4」から、プロ入り時の背番号「27」に戻る。「やるからにはレギュラーを目標に頑張る。キャッチャーとして、選手会長として、チームの先頭に立ち、勝利に貢献して、みんなで優勝したい」。楽天の元気印は、扇の要からチームを鼓舞する。

【2019年楽天の新背番号】
［背番号変更］
岡島豪郎　4→27
フェルナンド　51→007（育成再契約）
吉持亮汰　2→008（育成再契約）
寺岡寛治　56→056（育成再契約）
野元浩輝　69→069（育成再契約）
下妻貴寛　39→139（育成再契約）
鶴田圭祐　61→161（育成再契約）

［新人］
辰己涼介　7
太田光　2
引地秀一郎　39
弓削隼人　23
佐藤智輝　61
渡邊佳明　48
小郷裕哉　51
鈴木翔天　56
清宮虎多朗　135（育成契約）
則本佳樹　136（育成契約）

［新外国人］
ブセニッツ　32
ブラッシュ　69

［移籍選手］
浅村栄斗　3
福井優也　31
橋本到　49
由規　123（育成契約）

写真＝BBM