週刊ベースボールONLINE

編集部員コラム「Every Day BASEBALL」

ソフトバンク・上林誠知、勝負の2019年へ

 

上林は2019年、どんな成長を見せるのだろうか


 2018年が終わろうとしている。リーグ2位からの“下克上”日本一を成し遂げたソフトバンクにとっては悔しさと喜び、両方を味わったシーズンだった。特に選手たちにとっては悔しさのほうが大きかったようだ。先日まで行われていた契約更改後の会見でも、多くの選手が悔しさを口にしていた。

 19年シーズンは、リーグV奪還、3年連続の日本一の『完全優勝』を誓う。それには大竹耕太郎高橋礼といった若手の台頭、内川聖一松田宣浩らベテラン勢の巻き返しなどが必要となってくるが、個人的に期待したい選手の1人が上林誠知だ。

 今季、プロ5年目で初めてレギュラーシーズン全143試合に出場した上林。そのほかにも、オープン戦14試合、ポストシーズン13試合、シーズン終了後には日米野球全6試合と、まさにフル回転の1年だった。打率.270、149安打、22本塁打、62打点、13盗塁はいずれもキャリアハイ。NPB65年ぶり、歴代4位タイとなる14三塁打も記録した。守備でも自慢の強肩で2年連続リーグトップとなる10補殺。攻守走すべてで、17年から確実にレベルアップしている。

 それでも上林は「まだ自分は“(試合に)出してもらっている”」と冷静に語る。そして取材のたびに強調するのが「2019年が本当に勝負の年」という言葉だ。レギュラーとして認められるためには「3年」。3年やって初めて自分の位置づけが変わるという。

 19年には「トリプルスリーに近い数字を残す」という目標も口にした。これまでトリプルスリーは目指すべきところではあっても、「自分の実力は自分が一番分かっている」。まだそのレベルには達していないと具体的に言葉にすることはなかった。「トリプルスリー!」と言い切らないところが上林らしいが、見事目標超えのトリプルスリーを達成して喜びの声を聞かせてほしい。あと2日で勝負の3年目が幕を開ける。

文=菅原梨恵 写真=湯浅芳昭

関連情報

週刊ベースボール編集部

週刊ベースボール編集部が今注目の選手、出来事をお届け

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング