早くも約3カ月後に2019年のペナントレースが始まる。各球団、補強もほぼ完了したが、頂点に立つ陣容をそろえることができたか。各球団の優勝へのシナリオは――。 相次ぐ主力の流出で戦力は未知数。中でも金子弌大が
日本ハム、
西勇輝が
阪神に移籍と先発ローテーションの再建が最大の課題だ。
ただ、山本由伸、
榊原翼、
山崎颯一郎の21歳トリオや
山岡泰輔、
田嶋大樹、
東明大貴に、
ディクソン、
アルバースの両助っ人とコマはいる。まずは彼らが先発ローテをしっかり守れるか。そのためにも打線の援護は不可欠で、四番・
吉田正尚に
ロメロ、
マレーロの両助っ人の中軸の前に
宗佑磨、
福田周平らが候補に挙がる一、二番が役割を果したい。さらにT−岡田、
安達了一が奮起すれば打線の厚みが増す。
とはいえ、チームは若返りが急速に進むだけに、若手の奮起で勢いをもたらすのが、浮上の劇薬となるだろう。
写真=BBM