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【日本ハム、ロッテ、オリックス】2019年開幕投手予想

 

2019年のスタートを託せる投手は誰か? 開幕まで約3カ月あるが、ここでは日本ハムロッテオリックスの開幕投手を予想する。

北海道日本ハムファイターズ


日本ハム・上沢直之


「3.29」のマウンドは誰にも渡さない──。2018年にチーム最多となる11勝をマークした上沢直之が筆頭候補だ。入団7年目で大ブレークした新進気鋭の右腕。ゆったりとしたフォームから放たれる自慢のストレートは打者の手元で伸び、新たに覚えた落差あるドロップカーブも相手バッターにとって脅威となった。契約更改後の会見でも「求められているものがこれまでとは違ってきていると思いますし、(開幕で)投げるつもりでやっていきたい」とエースとしての自覚も十分。1月は近藤健介松本剛らと鹿児島・徳之島で自主トレを行い、精力的なメニューでさらなるレベルアップに励む。

千葉ロッテマリーンズ


ロッテ・二木康太


 5年連続、西武時代を含めれば通算10度目の大役を狙う涌井秀章、昨季13勝でチームの勝ち頭となったボルシンガーあたりが筆頭候補になるだろう。しかし、チームの浮上を考えれば新たな力の台頭は必須事項。2018年は春季キャンプの時点で開幕投手候補に名前が挙がっていた二木康太が、真のエースへと脱皮することを期待したい。開幕から調子が上がらず、長期の二軍調整もあって4勝に終わった2018年シーズン。それでも下半身を一から鍛え直して7月に一軍復帰して以降は、ストレートの威力を取り戻し、3完投1完封と随所に力強さを見せた。未来のカモメのエースとして、2019年こそ開幕投手の座を手にしたい。

オリックス・バファローズ


オリックス・山岡泰輔


 先発ローテも定まらないだけに、開幕投手も不透明だ。その中で経験者であるディクソンの可能性もあるが、若返りが急速に進み、生まれ変わろうとしているチームだけに、3年目の山岡泰輔に大役を託す可能性も。18年の秋季キャンプでは投手リーダーに指名されるなど、首脳陣からも「投手陣を引っ張ってもらいたい」という期待も寄せられる。プロ2年目の18年は勝てない時期が続き、一時は中継ぎに配置転換と経験も積んだ右腕は「中継ぎをしたことで、準備のタイミングなど、ブルペンで控える投手の大変さが分かった。だから、なるべくイニングを多く投げたい」と自覚も芽生えた。金子弌大、西勇輝の2枚看板が抜ける19年。弱冠23歳の新エース誕生はチームにとって大きな光になる。

写真=BBM
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