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「不可能なんてない」。大記録に挑む燕の小さな左腕・石川雅規

 

年齢を重ねてつかんだ心の強さを持つ


 昨年12月の契約更改では2500万円減の9500万円でサインした(金額は推定)。昨季は7勝6敗、防御率4.88の成績だった。今月22日には39歳となる。「自分のポジションをつかみ取らなければいけない立場」と表情を引き締めた。

 2017年には4勝14敗と大きく負け越し、特に後半戦では自己ワーストの11連敗もあった。「逃げ出したかった……。でも、使い続けてもらう以上、精いっぱいの準備だけはしようと思い直しました」と当時を振り返る。

 そんな状況から再び立ち上がり、18年には7勝と白星を一つ先行させた。チームの最下位から2位に躍進「変わらなきゃという思いは皆が持っていたはず。すべては積み重ね。優勝から最下位もあれば、最下位から2位もある。相当、性根を入れてやらなければ、結果は出ないということです」。

 そんな石川には、目指す場所が明確にある。「僕の中の大きな目標として、200勝があります。もちろん簡単でないことは理解しているし、他人に笑われたっていい。逆に『やってやろうじゃないか』という思いになるので。残り37勝は小さくない数字ですけど、一つひとつ……という気持ちです。不可能なんてない。思い続けて、努力し続けて、実現するしかない。大好きな野球をやれている喜びを感じながら、これからも投げ続けていきたいです」。

 年末からすでに体を動かし始め、新シーズンへの準備を進めている。先発ローテ入りを巡る争いは激化しているが、まずはこのポジションを奪うことが大記録への出発点となる。

文=富田庸 写真=BBM

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