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【セ・リーグ】このままでは終わらない!2019年逆襲を誓う男

 


昨年、本来の能力を発揮できなかった男たち。新しいシーズンに向け、このままでは終わらないとハートは燃えたぎる。その復活がチームの大きな力となり、好影響を与えるのは間違いない。セ・リーグ6球団の逆襲を誓う男たちを見ていこう。

読売ジャイアンツ



 オフの補強が原辰徳新監督からのメッセージであることを十分に理解している。入団6年目、30歳を迎える小林誠司にとっては、首脳陣の評価を覆すための、勝負の1年が幕を開けた。西武から炭谷銀仁朗がFAで加入し、阿部慎之助が指揮官の許可を得て捕手復帰。「まだまだ物足りない」。小林への痛烈なダメ出しだ。若手にも大城卓三宇佐見真吾ら正捕手の座をうかがうタレントがそろっており、小林自身も「初心にかえって、壊れてもいいぐらいの気持ちで頑張る」と目の色を変える。昨季は119試合に盗塁阻止率は.314をマークし、3年連続リーグNo.1と強肩は健在。打率.219の打撃面の向上と、投手陣との密なコミュニケーションでいかに良さを引き出せるか。「チームの勝利」こそ、捕手に求められる唯一にして最大の結果であることを小林自身も十分に理解している。

阪神タイガース



 昨季はまさかの5勝止まりで3年連続2ケタ勝利には届かなかった。開幕第2戦の先発をつかみ取り、順調なシーズンを過ごすかと思われたが制球難は克服できておらず、一軍と二軍を行ったり来たりの状態が続き、1カ月半も二軍生活を味わった。だが、後半に脱力系の投球フォームで復調の兆しを見せたこともあり、2019年には期待がかかる。1月12日にはブルペンに入るなど、早めの仕上がりを見せており、完全復活の可能性が高い。阪神が優勝争いをするためには、この男の豪快な投球による2ケタ勝利が必要不可欠になる。

横浜DeNAベイスターズ



 入団1年目の開幕戦でスタメンマスクをかぶると、その年124試合に出場。投手を力強くリードする姿勢からチームメートの信頼も厚く、正捕手の座に最も近い男と目されていた。しかし3年目の昨季、一軍出場はわずか25試合に終わり、ほとんどを二軍で過ごした。シーズン途中にはオリックスから伊藤光が移籍したことも出番が減った要因だった。キャッチングなど守備の技術は問題ない。課題は打撃面だ。バットでチームに貢献することで道が開けてくることは明らかだ。勝負の4年目、戸柱恭孝は逆襲を誓う。

広島東洋カープ



 広島で今季、汚名返上にかける男の一人が、今村猛だ。「勝利の方程式」の一角を占め、2016年は67試合、17年は68試合に登板してVに貢献してきたが、その「勤続疲労」もあったのか、昨季は43試合の登板にとどまり、防御率も5.17。シーズン後半は「勝利の方程式」からも外れる形になってしまった。「まずは自分の思いどおりに動くような体をつくって、そこからいろいろなものの質を高めていきたい」。今オフは、体のメンテナンスから見つめ直し、19年シーズンには、再びキレを取り戻して勝利の方程式に返り咲く覚悟だ。目標には、自己最多となる70試合登板を掲げた。昨年のメンバーからジャクソンが抜け、チーム内でも復調を待つ声は高い。

中日ドラゴンズ



 かつてはエースと呼ばれた。投球と、明るい性格でもチームを引っ張っていた。しかし、大野雄大の2018年は「0勝」という、チームの期待に背くものだった。指摘された要因は、「投げる間(ま)がない」こと。さらに上体だけで投げてしまい、ボールを引っかけて四球を連発した。高めの球は痛打され、そうして自滅をくりかえすばかり。元より緻密なコントロールを売りにするタイプではないが、大野雄の最大の魅力はゲームメーク能力。自らゲームを壊すことなど、本来の姿からはありえない。だからこそより責任を感じ、19年こそはと雪辱に燃えている。オフの間もブルペンで投げ込み、変化球の改良にも取り組んでいる。試行錯誤の冬が、逆襲の足がかりとなるはずだ。

東京ヤクルトスワローズ



 プロ18年目の昨季は75試合に出場して32安打、5本塁打、27打点、打率.265。15試合の出場にとどまった17年からは出場機会を増やしたものの、下半身のコンディション不良で二軍調整を余儀なくされた。その間、一塁のポジションには本来は外野手である坂口智隆が定着。オフの契約更改では減額制限(1億円超は40パーセント)を大幅に超える7000万円減の4000万円でサインした(金額は推定)。新たなシーズンへ向けては「もう一度スタメンを目指しているが、どこかで自分の中で踏ん切りをつけ、代打にシフトする日が来ると思う」。一軍の戦力になるため、なりふり構わずプレーする。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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