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【パ・リーグ】このままでは終わらない!2019年逆襲を誓う男

 


昨年、本来の能力を発揮できなかった男たち。新しいシーズンに向け、このままでは終わらないとハートは燃えたぎる。その復活がチームの大きな力となり、好影響を与えるのは間違いない。パ・リーグ6球団の逆襲を誓う男たちを見ていこう。

福岡ソフトバンクホークス



 勝負の1年となる。「同世代が引退していく中で長く現役を続けたいという思いが強くなった。もう一度頼りにしてもらえるようになりたい」。広島鈴木誠也、チームメートの上林誠知ら後輩とともに宮崎県・日向市で自主トレを行う内川聖一は語気を強めた。ケガなどで苦しんだ昨季、出場71試合、打率.242は2011年のソフトバンク移籍後、最悪の成績だった。復活への相棒は、右打者歴代最高打率.378をマークした2008年モデルのバットだ。18年のプロ生活で唯一、シーズンを通して使い切った“縁起物”でもある。今年もシーズンを通じてこのバットを使い続けた先には巧打者・内川にふさわしい結果が待っていることだろう。

埼玉西武ライオンズ



 巨人にFA移籍した炭谷銀仁朗の人的補償で西武に加入した内海哲也。今季で16年目を迎える36歳のベテラン左腕だ。2013年を最後に2ケタ勝利からは遠ざかり、昨季も5勝に終わっているが投球術は健在だ。パ・リーグには同タイプの技巧は先発左腕が少ない利点もある。辻発彦監督も内海の開幕投手を示唆するなど、期待は高い。本人も「出来れば2ケタ勝利、そしてここ数年は規定投球回に達してないのでその数を目指します。最低でも3ケタは行きたいです」と燃えている。心機一転、内海がよみがえればチームが連覇する可能性も出てくる。

北海道日本ハムファイターズ



 上沢直之有原航平、マルティネスの右腕とともに、2019年の先発ローテの中心にならなければいけないのが加藤貴之だ。ルーキーイヤーから7勝をマークする活躍を見せて次代の左腕エース候補として期待を集めたが、その後は伸び悩んで苦しんでいる。昨季は5勝止まりで防御率も4.83。シーズン中盤には二軍落ち、中継ぎに配置転換されるなどプロ入りワーストの結果に終わった。それだけにプロ4年目に懸ける思いは誰よりも強い。チームに手薄な貴重なサウスポーでもあるだけに、背番号14が壁を破って先発でフル回転できればチームの3年ぶりVも現実味を帯びてくる。

オリックス・バファローズ



 昨季はキャンプで右ワキ腹を痛め、開幕に間に合わず。6月にもワキ腹を痛めて戦線離脱と、91試合出場にとどまり、本塁打もわずか13。2010年の本塁打キングで一昨年は日本人最多タイの31ホーマーを放った長距離砲が鳴りを潜めた。オフには若手主体の秋季キャンプにも参加し、中堅から左翼方向への打撃を徹底。四番奪還も期待されるが、「チャンスで打てば、どの打順も同じこと」と力を込める。 “浪速の轟砲”が復活すれば、昨季、四番に定着した吉田正尚にマークが集中することも防げる。得点力向上には背番号55の豪打が欠かせない。

千葉ロッテマリーンズ



 背番号「1」のお尻には完全に火がついている。2015年には打率.317、15本塁打、67打点でブレークを果たしたが、以降の3年間は打率.225、.203、.226。右肩をはじめ多くの故障に見舞われたこともあって、期待を裏切り続けている。2月で33歳、勝負の10年目。だが、外野のポジション争いという意味では逆風が吹く。角中勝也は健在、荻野貴司は復活を果たし、岡大海加藤翔平平沢大河もレギュラーをうかがう中で、黄金ルーキー・藤原恭大が加入した。さらにレアードの左翼起用プランが実現すれば、競争は苛烈を極める。攻守走にダイナミックなプレーが持ち味の元気印がZOZOマリンで躍動すれば、チームが上昇気流に乗ることは間違いないのだが……。

東北楽天ゴールデンイーグルス



「非常に苦しいシーズン。納得している数字は一つもない」。昨年12月15日、現状維持の1億円(金額は推定)で契約更改した嶋基宏は、厳しい表情で2018年シーズンを振り返った。自身は113試合に出場して打率.206で、チームは最下位に沈んだ。15年から4シーズン、主将を務めてきた。チームを率いる責任感は誰よりも強く、今季からその肩書は外れるが、先頭に立つ存在感が消えることはない。「捕手はチームが勝って評価される。野球と向き合って一生懸命にやりたい」。プロ13年目の今季、悔しさを晴らすような戦いを見せたい。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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