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【セ・リーグ】キャンプ最注目の若手選手はだれ?

 


2月1日からいよいよキャンプが始まる。キャンプ期間中、期待されるのはやはり若い力の台頭だろう。それがチーム力アップにつながるからだ。セ・リーグ各球団、キャンプで最も注目される若手選手は――。

読売ジャイアンツ



 一軍キャンプメンバーには、昨秋キャンプで原辰徳新監督の目に留まった楽しみな若手が多く抜擢されている。野手では昨季イースタン2冠の和田恋に、同リーグの安打記録を塗り替えた松原聖弥(ともに外野手)、投手では3年目左腕の大江竜聖、そして先発ローテーション入りも期待される高田萌生だ。高田は昨季イースタンで11勝を挙げて最多勝に輝くとともに、最優秀防御率、最高勝率の3冠を手にした。高卒3年目とまだまだ伸び盛り。最速154キロのキレのある直球とスライダーのコンビネーションが持ち味で、11月に行われたMLBオールスターチームとの親善試合で先発を任されたところからも、指揮官の期待の高さがうかがえる。昨季一軍デビュー済みで、細かなコントロールには課題が残るものの、一軍の舞台で勝負をかける1年となる。

広島東洋カープ



 広島の若手選手で、今春キャンプでどこまで食い込むかが最も注目されるのは、やはり高卒ルーキーながら一軍スタートを決めたドラフト1位の小園海斗だろう。もちろん、自主トレでの動きや体力測定の結果などから、一軍キャンプについていけると判断されてのことだろうが、同時に菊池涼介田中広輔ら、一流選手の姿を間近で見て学んでほしいという部分も少なくないのではないだろうか。逆に、その菊池涼介や田中広輔がいる分、今季のレギュラーとなると厳しいといわざるを得ないが、何年か先に一気に大きく花開くための力を、今春のキャンプでしっかりと蓄えていってほしいもの。今後、チームがどういう育成プランを描くかも注目される。

阪神タイガース



 ヘルニアの手術から復帰し一軍昇格を果たしたのは昨季の7月だった。高卒3年目、190センチの長身から投げ降ろす最速158キロの真っすぐが特長の望月惇志。昨季は37試合に中継ぎ登板も、勝敗はつかずホールドもなかった。だが、後半から一軍で投げ続けたことで今季大きな飛躍が期待できる。荒削りながらも力で抑え込むパワーを今季身につけることができれば、セットアッパーとしての活躍も期待ができる。そのポジションは経験豊かなベテランの能見篤史ドリスなどが担うことが考えられるが、昨季の経験と若さ特有の勢いで、その座をつかむ可能性は高い。キャンプでもブルペン、紅白戦などでその豪腕をアピールしていくはずだ。

横浜DeNAベイスターズ



 グラウンド内外でドラフト1位の自覚十分だ。合同自主トレでは早々にブルペン入り。力強いボールを投げ込み、首脳陣も先発ローテーション入りに大きな期待を寄せている。新人恒例のDeNA本社訪問では「ファンからは一挙手一投足のすべてを見られている」とプロの心得を説く南場智子オーナーから“一発芸”を求められると、入団前から大好きだったというロペスのモノマネを披露し、笑いを誘った。発表されたキャンプメンバーでは、当然のように一軍メンバー入り。「まずは第一歩。キャンプでは実戦に入っていくので、状態を上げてアピールしたいですね」と気を引き締めている。

中日ドラゴンズ



 日本中の注目を集めているスーパールーキー・根尾昂は、ナゴヤ球場での選手会合同自主トレ中に右腓腹筋を肉離れ。一軍の北谷ではなく、二軍の読谷キャンプに参加することになってしまった。一軍キャンプ組で注目してもらいたいのは、捕手の加藤匠馬だ。与田剛新政権下のヘッドコーチは名捕手として誉れ高い伊東勤、バッテリーコーチは捕手育成に定評のある中村武志で、首脳陣は谷繁元信以来固定できていない正捕手を、このキャンプ中に見出す動きを見せている。加藤の肩はソフトバンク甲斐拓也に匹敵し、その強さは巨人・小林誠司も認めるほど。バッティングや配球等、課題は山積しているが、このキャンプで大きく成長することは間違いない。

東京ヤクルトスワローズ



 高卒4年目となる今季、スタートから勝負をかけたい。誰もが認める才能を持つサウスポーの高橋奎二だが、これまでは故障に泣かされてきた。腰に不安があったため、ダイナミックな「ライアン投法」を封印。ただしフォーム改造を施しても、鋭い腕の振りは健在だった。一軍デビューは昨季終盤の9月。それから約1カ月後、3度目の先発登板となった10月2日のDeNA戦(神宮)でプロ初勝利を手にした。特に相手主砲・筒香嘉智からは3打席連続三振を奪うなど、5回3安打1失点8奪三振という素晴らしい出来。だが先発ローテーション入りとなれば、長いイニングをシーズン通して投げる必要がある。もちろん、それは本人も自覚している。「2ケタ勝利」という大きな目標を掲げ、初の一軍キャンプでアピールを開始する。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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