ユマキャンプで練習する現役時代の荒木二軍監督
以前、聞いた話だが、
荒木大輔二軍監督は
ヤクルト現役時代、1年目から経験したユマキャンプが印象に残っているという。周囲に繁華街などなく、野球漬けの毎日。野球に集中するしかない環境だが、ユマキャンプ経験者は口をそろえて「あのキャンプは良かった」と口にするという。
そのユマキャンプでも特に覚えているのは
土橋正幸監督時代の練習だ。夜、若手投手が球場に連れて行かれた。
「真っ暗な球場で何をやったかというとシャドーピッチング。本当に遠くのほうに明かりが見えるくらいの状況で、20〜30分くらい一心不乱にやりましたね。精神統一され、すごく集中した記憶があります」
西武投手コーチ時代、選手に同様の練習をやらせようと思ったが、さすがに寒くて無理でしたと笑っていた。
吉田輝星ら有望な若手投手がいる
日本ハム二軍で指揮を執る今、果たして“夜の球場でのシャドーピッチング”を課すことは考えているのか。取材に行ったら聞いてみたいと思う。
文=小林光男 写真=BBM