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伊原春樹コラム

広島4連覇のカギを握る選手は?/伊原春樹コラム

 

新天地の広島に溶け込み、いい表情で練習を行っている長野


 元気そうな姿を見られて良かった。広島日南キャンプ。非常にいい表情で練習を行っている長野久義の姿があった。私は2007年から4年間、巨人ヘッドコーチを務めたが、長野とは彼が1年目の10年のみ一緒のユニフォームを着た。阿部慎之助がユーモアを交えて「俺が見てきた後輩の中で一番、練習をしなかったけど、一番、天才型だった」と長野を評したそうだが、まったくやらないということではない。やるべきことはしっかりとやる選手だ。

 2年目で首位打者も獲得したことが示すとおり、バッティングセンスは抜群。それに勝負強さがあり、意外性もある。非常に頼りになる選手であることは間違いない。長野はまだ脚力もまったく衰えていない。下半身が厳しくなると、プレー面に大いに支障が出るが、そんな心配はないからまだまだ主軸としてしっかり働いてくれるだろう。昨年、39本塁打を放った丸佳浩と同じくらいの成績を残すのは難しいかもしれないが、レギュラーとして一定の成績を挙げるのは間違いない。

 丸が抜けたと言っても広島は野手に関して心配はない。投手は大瀬良大地野村祐輔、ジョンソンと3本柱がそろっているが、カギを握るのは薮田和樹だと思う。17年には15勝を挙げて最高勝率のタイトルも獲得した右腕。しかし昨年は一転2勝を挙げただけに終わってしまった。聞いたところによると、キャンプで順調に過ごしているようだ。薮田が復活すれば、広島4連覇の可能性も高まるのではないか。

写真=前島進

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週刊ベースボール編集部

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