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球界デキゴトロジー/3月2日

“黄金新人”田中将大がオープン戦、プロ初登板(2007年3月2日)

 

ソフトバンク戦でオープン戦のマウンドに初めて上がった田中


 プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は2007年3月2日だ。

 ドラフト1位で楽天に入団した田中将大がオープン戦初マウンドに上がった。相手はソフトバンク(ヤフードーム)。6回裏の1イニングのみだったが、斉藤秀光を空振り三振、ブキャナンを遊ゴロ、城所龍磨を空振り三振。最速は146キロをマークした。抜け球も多く、本調子ではなかったが、それでも3人でピシャリ。三振はいずれも抜け気味の高めのスライダーだったが、バットは空を切った。

「ボールが高かった。それでも高めのスライダーを空振りしてくれたのは何かが良かったんでしょう」と田中は不満顔だったが、野村監督は上機嫌で「先発ローテーション入り? いけるんじゃないの。順調すぎて怖いぐらいや」と言った。

 次の登板は4日の広島戦(広島市民)。7回裏の1イニングだったが、わずか7球で三者凡退。野村監督は「もう心配ない。下手したらエースだよ」とまたまた上機嫌だった。

写真=BBM
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