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編集部員コラム「Every Day BASEBALL」

最年少スラッガーが侍ジャパンで輝くか

 

オープン戦では5戦連続安打でアピール


 高卒2年目の内野手、村上宗隆がオープン戦で必死のアピールを続けている。3月3日の巨人戦(東京ドーム)では、2本の二塁打をマーク。さらに7日のオリックス戦(京セラドーム)に「六番・三塁」で先発出場すると、4回に中前安打をマーク。これがオープン戦5戦連続安打となった。

 小川淳司監督は「毎試合、必死にやっている中でヒットが出ているのは、彼にとっていいこと」と目を細める。それでも本人は「今(練習で)やっていることを打席ですることが、僕にとっていちばん大切なことなので」と冷静に語り、結果によって一喜一憂することはない。

 成長するチャンスはほかにもある。侍ジャパンのメンバーに初選出され、3月9、10日に京セラドームで行なわれるメキシコ戦に出場する。同学年の清宮幸太郎日本ハム)はケガにより出場を辞退しており、村上がチーム最年少。「一番若い選手なので、いろんなところに気をかけながら、しっかりしたプレーをしたい」と意気込む。一流選手との交流も熱望している。

 オフの自主トレでは青木宣親ら先輩選手から大きな影響を受け、春季キャンプでは初の一軍キャンプで連日泥にまみれながらも食らいついた。そして今回の侍ジャパン選出。将来の四番候補にとってぜいたく過ぎる環境がそろっているが、それに甘んじることなく、しっかりと自分自身を磨いていく。

文=富田庸 写真=BBM
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