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コーチングスタッフベストナイン

週べが選んだ12球団コーチングスタッフ勝手にベストナイン!/ロッテ編

 

 12球団の監督、コーチは年齢、選手時代の経歴、実績もバラバラ。週刊ベースボール3月18日号で、彼らが現役時代の全盛期にあると仮定し、球団別にベストナインを選んでみた。 
 今回は、その中から2018年のパ・リーグ5位ロッテをピックアップし、紹介する。異論反論も多いと思うが、ご勘弁を。

鉄壁の守備は12球団一


攻守走そろった天才・井口監督


投手
[先発]
2000年代のカモメのエース
清水直行
Naoyuki SIMIZU
[二軍投手コーチ/44歳]
2000─12ロッテ・横浜 右右
294試合登板、105勝100敗0S、防御率4.16
エースとして2ケタ勝利7回(ロッテで6回)と長く安定

[中継ぎ]
シュートを武器のサンデー晋吾
小野晋吾
Shingo ONO
[二軍投手コーチ/44歳]
1994─13ロッテ 右右
293試合登板、85勝77敗0S、防御率3.68
長く先発ローテ守り、13勝の00年には日曜9連勝も

[抑え]
猛牛軍団の強心臓クローザー
吉井理人
Masato YOSHII
[投手コーチ/54歳]
1984─07近鉄・ヤクルト・MLB・オリックス・ロッテ 右右
385試合89勝82敗62S、防御率3.86
近鉄で抑えとして頭角を現し、ヤクルト移籍後は先発がメーン)

[捕手]
強肩堅守で新人開幕スタメン
清水将海
Masaumi SHIMIZU
[バッテリーコーチ/44歳]
1997─11ロッテ・中日ソフトバンク 右右
683試合、314安打、9本塁打、3盗塁、打率.212
若手時代は強肩。打撃もよかったが併用が多かった

[一塁手]
堅守巧打のユーティリティー
根元俊一
Shunichi NEMOTO
[内野守備・走塁コーチ/36歳]
2006─18ロッテ 右左
838試合、583安打、31本塁打、35盗塁、打率.250
パワーはないが打撃はいい。12年はリーグ最多40犠打

[二塁手]
ハイレベルでそろう攻守走
井口資仁
Tadahito IGUCHI
[監督/45歳]
1997─17ダイエー・MLB・ロッテ 右右
1915試合、1760安打、251本塁打、176盗塁、打率.270
アベレージとパワーを備えた打撃に加え守備、走塁も超一流

[三塁手]
努力で磨き上げた守備職人
鳥越裕介
Yusuke TORIGOE
[ヘッドコーチ/48歳]
1994─06中日・ダイエー(ソフトバンク) 右右
1057試合、504安打、21本塁打、49盗塁、打率.226
堅実な守備光る。遊撃手がメーンだったが、ここは小坂に任せよう

[遊撃手]
史上屈指の遊撃守備職人
小坂誠
Makoto KOSAKA
[二軍内野守備・走塁コーチ/46歳]
1997─10ロッテ・巨人楽天 右左
1371試合、1069安打、19本塁打、279盗塁、打率.251
どんな打球も軽やかに捕球。史上屈指のショート。俊足巧打も光る

[左翼手]
全打順本塁打をマークした巧打者
堀幸一
Koichi HORI
[二軍打撃コーチ/50歳]
1988−10ロッテ 右右
2064試合、1827安打、183本塁打、133盗塁、打率.269
無冠だが全打順本塁打もマークした巧打者。主に二塁だったが、外野経験も豊富

[中堅手]
チームを鼓舞するガッツマン
諸積兼司
Kenji MORODUMI
[二軍外野守備野手総合兼打撃コーチ/50歳]
1994─06ロッテ 右左
1110試合、691安打、7本塁打、103盗塁、打率.263
攻守走のバランス取れた選手。闘志を表に出す元気印

[右翼手]
俊足生かした外野守備の名手
大塚明
Akira OTSUKA
[外野守備・走塁コーチ/44歳]
1994−10ロッテ 右右
737試合、371安打、35本塁打、53盗塁、打率.241
控えが多かったが、その外野守備は一流。右打ちが巧み

[指名打者]
勝負強き虎の強打者
今岡真訪
Makoto IMAOKA
[二軍監督/45歳]
1997─12阪神・ロッテ 右右
1309試合、1284安打、122本塁打、17盗塁、打率.279
03年は首位打者、05年は打点王で阪神優勝に貢献した

打順
(遊)小坂誠
(三)鳥越裕介
(二)井口資仁
(指)今岡真訪
(左)堀幸一
(中)諸積兼司
(右)大塚明
(捕)清水将海
(一)根元俊一

外野は生え抜きで


 内外野とも守備力が高く、打線も粒ぞろいだ。今回12チームにおけるダークホース的存在の1つと言えるだろう。

 投手陣では勝率は今一つながら、試合を作る力はピカイチだった右腕・清水直行を先発。左腕の大隣憲司(二軍投手コーチ)、右腕の川越英隆(投手コーチ)を控えに。中継ぎは、先発が多かった小野晋吾を回した。得意のシュートで併殺を狙いたい。抑えは吉井理人。先発起用が多かったが、台頭した近鉄の若手時代は強心臓クローザーとして鳴らした。捕手は清水将海だ。

 内野はファーストが引退したばかりの根元俊一、セカンドは攻守走がハイレベルでそろった井口資仁、史上屈指の守備力を誇るショート・小坂誠とのコンビプレーにも注目だ。サードは守備職人・鳥越裕介を置く。

 外野は、ファンに愛された生え抜きの男たちが並ぶ。レフトから本職はセカンドの堀幸一を置き、センターに諸積兼司、ライトに大塚明。マリンの風を熟知した男たちで、ホームゲームではアドバンテージがある。

 同じく生え抜きの大村巌(打撃コーチ)は代打だ。 

 指名打者は阪神時代、03、05年の2度の優勝で主軸となった今岡真訪。打線でも今岡は四番に座り、同学年であり、大学時代・東都で戦った三番・井口とともにポイントゲッターとなる。

写真=BBM
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