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球界デキゴトロジー/3月14日

大石大二郎が引退試合でライトへ鮮やかに快打(1998年3月14日)

 

引退試合で出番を終えた大石大二郎氏はナイン一人ひとりと握手し、名残を惜しんだ


 プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は1998年3月14日だ。

 この日、大阪ドームで近鉄対ヤクルトのオープン戦が行われたが、前年限りで引退した大石大二郎氏にとって引退試合となった。「一番・二塁」で先発出場。初回、先頭打者として登場し、伊藤智仁の144キロ直球を鮮やかにライト前に打ち返した。

 本当は出塁したら、そこで交代のはずだったが、右翼席からの“走れコール”に励まされて、そのまま二塁にスチール。古田敦也の強肩に刺されはしたが、見事な幕引きの演出だった。

 初回終了後はナイン総出で胴上げ。「ジーンときました」と感慨深げだった。

写真=BBM
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