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則本離脱のピンチ! 楽天先発陣の救世主となるのは誰だ?

 

ドラフト4位左腕の弓削。スリークオーターから投じる変化球は独特の軌道を描く


 今季、楽天の救世主となる選手は誰だ!? 3月11日、エース・則本昂大が右ヒジのクリーニング手術を行い、全治4カ月。前半戦は則本なしで戦わなくてはいけなくなった。3月中旬となり、オープン戦も大詰めとなったが先発ローテーションの6人はまだ見えてこない。

 石井一久GMは昨オフ、「現時点で決まっている人が頑張らないと、上位争いは厳しくなってくる」と語っていた。それだけにエースの長期離脱はチームにとって痛い。そこで注目されるのが若手投手たちだ。いまだ開花の時を迎えることができていない安樂智大や次期エース候補の藤平尚真、昨季初勝利を挙げて4勝をマークした古川侑利や2017年ドラフト1位の近藤弘樹らは則本の離脱をチャンスと捉えてもらいたいところだろう。

 また、即戦力ルーキーとして期待がかかるのが、現時点で開幕一軍も見えてきた弓削隼人だ。3月12日のDeNAとのオープン戦(静岡)に2番手で登板し、4回3安打1失点(自責0)の好投を見せた。まだ先発か、リリーフかは確定しておらず、本人も「どちらの経験もあるので与えられたところで頑張りたい」と語るが、目標は「先発ローテーション入り」だ。それだけに、エース離脱の危機を救えるか注目だ。

 弓削はSUBARUからドラフト4位で入団した193センチのスリークオーター左腕。力強い直球と多彩な変化球を武器に2月のキャンプインから成長を続けてきた。初実戦となった2月20日の日本ハム戦(金武)では2回4安打4失点とプロの洗礼を受けたが、その反省を生かし3月1日のラミゴとの親善試合(天母)では3回無安打無失点。首脳陣からの評価を上げ、先発としての起用も濃厚になってきた。

 平石洋介監督は「則本の穴は一人では埋められない」と投手陣の奮起に期待した。さらに、開幕投手に内定した岸孝之も「ノリが帰ってくるまで投手陣でしっかり戦う」と全員で戦うことを強調。前半戦はチームの底力が試されるとき。チーム、そして若手投手たちはこのピンチをチャンスに変えられるか。

文=阿部ちはる 写真=BBM

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