週刊ベースボールONLINE

コーチングスタッフベストナイン

週べが選んだ12球団コーチングスタッフ勝手にベストナイン!/DeNA編

 

 12球団の監督、コーチは年齢、選手時代の経歴、実績もバラバラ。週刊ベースボール3月18日号で、彼らが現役時代の全盛期にあると仮定し、球団別にベストナインを選んでみた。 
 今回は、その中からセ・リーグ4位のDeNAをピックアップし、紹介する。異論反論も多いと思うが、ご勘弁を。

投手陣軸に強力クリーンアップで勝負


四番はラミレス監督


投手
[先発]
横浜一筋ハマの番長
三浦大輔
Daisuke MIURA  
[投手コーチ/46歳]
1992─16横浜(DeNA) 右右
535試合登板、172勝184敗0S、防御率3.60
日本一を経験し、エースとして低迷期をけん引した

[中継ぎ]
気迫あふれる快速球サイドハンド
木塚敦志
Atsushi KIDUKA
[投手コーチ/42歳]
2000─10横浜(DeNA) 右右
490試合登板、35勝25敗24S、防御率3.35
150キロ近い快速球でグイグイ攻める

[抑え]
頭脳的投球で先発、リリーフで活躍
川村丈夫
Takeo KAWAMURA
[ファーム投手コーチ/47歳]
1997─08横浜(DeNA) 右右
368試合71勝64敗4S、防御率3.72
当初は先発で途中からリリーフに。緩急をうまく使う

[捕手]
強気のリードで投手を引っ張る
鶴岡一成
Kazunari TSURUOKA
[バッテリーコーチ/42歳]
1996─16横浜・巨人・DeNA・阪神 右右
719試合、335安打、18本塁打、3盗塁、打率.235
複数球団渡り歩きインサイドワークには定評

[一塁手]
背番号0のユーティリティー
万永貴司
Takashi MANEI
[ファーム監督/47歳]
1994─06横浜 右右
518試合、115安打、5本塁打、15盗塁、打率.236
一度も100試合以上出場はないが堅守巧打の脇役だった

[二塁手]
シュアな打撃と器用な守備が光る
嶋村一輝
Ikki SHIMAMURA
[ファーム打撃コーチ/38歳]
2004─13オリックス・横浜(DeNA) 右右
250試合、112安打、8本塁打、3盗塁、打率.233
勝負強い打撃とどこでも守れる守備力で重宝された

[三塁手]
オバQと呼ばれた大砲
田代富雄
Tomio TASHIRO
[チーフ打撃コーチ/65歳]
1973─91大洋 右右
1526試合、1321安打、278本塁打、29盗塁、打率.266
もろさもあったが、打ちだすと止まらなかった大砲

[遊撃手]
堅守のバイプレーヤー
永池恭男
Yasuo NAGAIKE
[内野守備走塁コーチ/46歳]
1992─06大洋(横浜)・巨人・近鉄・楽天 右右
349試合、79安打、3本塁打、2盗塁、打率.217
打撃は非力だったが、堅守光り内野はどこでも守れた

[左翼手]
助っ人史上最強のスラッガー
ラミレス
Alexander RAMIREZ
[監督/45歳]
2001−03ヤクルト・巨人・DeNA 右右
1744試合、2017安打、380本塁打、20盗塁、打率.301
アベレージと長打力を兼ね備えた。パフォーマンスも◎

[中堅手]
振り子打法の天才打者
坪井智哉
Tomochika TSUBOI
[打撃コーチ/45歳]
1998─11阪神・日本ハム・オリックス 左左
1036試合、976安打、32本塁打、50盗塁、打率.292
阪神では1年目から打率.327。振り子打法の天才打者

[右翼手]
攻守走そろった職人外野手
上田佳範
Yoshinori UEDA
[外野守備走塁コーチ/46歳]
1992−08日本ハム・中日 右左
1027試合、486安打、37本塁打、36盗塁、打率.236
投手から外野手へ。打は非力だったが、守備力は一流

[指名打者]
つなぎもできる『松坂世代』
小池正晃
Masaaki KOIKE
[ファーム外野守備走塁コーチ/39歳]
1999─13横浜・中日・DeNA 右右
810試合、415安打、55本塁打、6盗塁、打率.243
05年は20本塁打ながらリーグ最多の37犠打を決めた

打順
(右)上田佳範
(一)万永貴司
(中)坪井智哉
(左)ラミレス
(三)田代富雄
(指)小池正晃
(二)嶋村一輝
(捕)鶴岡一成
(遊)永池恭男

二段解禁で番長覚醒!


 投手陣では、先発に通算172勝右腕、番長・三浦大輔。自らの投球術を磨き、2005年最優秀防御率を獲得しながら二段モーション禁止の厳密化で、やや失速。今なら二段モーションの解禁で、さらなる高みも目指せるはずだ。

 先発二番手はメジャーでも活躍した大家友和(ファーム投手コーチ)。中継ぎはスペシャリストの木塚敦志を置き、抑えは先発、中継ぎの起用が多かったが、川村丈夫を入れた。左がいないのは難だが、海を渡った大家を除けば、すべてハマ一筋。結束は固い。

 キャッチャーは3球団でマスクをかぶった鶴岡一成だ。

 内野はファーストが万永貴司、セカンドが嶋村一輝、ショートが永池恭男と、やや小粒なバイプレーヤー的な選手が並んだが、サードにはオバQと呼ばれたホームランバッター、田代富雄がどかりと座る。打線でも本塁打か三振かの豪快なフルスイングで存在感を示すはずだ。

 外野は豪華。レフトがMVP2回の現監督・ラミレス、センターがルーキーイヤーに3割超えの坪井智哉、ライトが強肩を武器にした堅守の上田佳範と並び、指名打者にはつなぎのタイプだが、小池正晃。打線では坪井、ラミレス、田代と続くクリーンアップが猛威を振るうはずだ。

写真=BBM
週刊ベースボール編集部

週刊ベースボール編集部

週刊ベースボール編集部が今注目の選手、出来事をお届け

関連情報

みんなのコメント

  • 新着順
  • いいね順

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング