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編集部員コラム「Every Day BASEBALL」

バレンティンの「一軒家」は幻に

 

オープン戦で好調をアピール



 来日9年目にして、気持ちはすっかり日本人? スワローズの主砲、バレンティンは今年も元気いっぱいで、昨年同様、いや、それの活躍が期待されている。

 3月19日、本拠地・神宮で行なわれた広島とのオープン戦では、初回一死から野村祐輔のカーブをとらえ、バックスクリーン左へ特大本塁打をたたき込んだ。その先にあったのは『オープンハウス』の広告。看板直撃弾ならば東京の家一軒が送られることを本人は把握しており、「完璧な当たりだった。もう少しで家がもらえたのに」と振り返った。

 ただし、オープン戦は対象外。それを聞いたバレンティンは「公式戦だけ?」とさらに悔しげな様子を見せた。東京に一軒家を立て、今後も日本で暮らしていくつもりだったのか……。

 2013年には日本新記録となる60本塁打をマークし、昨季は自己最多タイとなる131打点を稼いた打線のキーマン。今季も大暴れが期待される。

文=富田 庸 写真=BBM
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