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開幕間近! パ・リーグVへのキーマンは?

 

いよいよ今週末から2019年ペナントレースが開幕する。長丁場である143試合を勝ち抜いて優勝するためのキーマンは果たして誰になるのか?ここではパ・リーグ各球団のVへのカギを握る選手を見ていこう。

福岡ソフトバンクホークス



 内野の要が覇権奪回へ導く。10年目を迎えた今宮健太は、オフシーズンから「(チームを引っ張る)役割を果たしていかないといけない」と自覚を持って取り組んできた。その裏には昨季の2度にわたる離脱、そしてリーグV逸への悔しさがにじむ。背番号も新たに「6」として心機一転。昨季終盤に痛めた左太もも裏の心配はもうない。オープン戦では14試合に出場し、打率.333をマーク。「3割20発を目標に、打てる選手になりたい」と課題の打撃に対する成果は長打率.564に表れている。打順は柳田悠岐を中心としたクリーンアップへつなぐ二番が有力だ。遊撃でゴールデン・グラブ賞に5度輝いた守備の名手は、パワーアップした攻撃面でもチームへの貢献を誓う。

埼玉西武ライオンズ



 昨季、4.24とリーグワーストの防御率だった投手陣。そこからエースの菊池雄星がメジャー移籍し、先発陣に新戦力の台頭が必須だったが思うようにいっていない。炭谷銀仁朗の人的補償でチームに加入した内海哲也はケガで開幕に間に合わず、期待が高かったドラフト1位の松本航も肺炎でリタイア。さらに、昨季11勝の榎田大樹も左肩の張りで2月下旬に戦列を離れた。先発陣に危機的状況が訪れており、今季は昨季以上に打線が投手陣をカバーしなければペナントを勝ち抜くことができない。昨季、球団史上最多の792得点を挙げた打線も打点王の浅村栄斗が抜け心配点があるが、代わりに三番に入る秋山翔吾のさらなる奮起がチームを上昇気流に乗せる。今季は主将にも就任。チームに暗雲が立ち込めたとき、それを振り払うような立ち居振る舞いも大きなポイントとなる。

東北楽天ゴールデンイーグルス


楽天・浅村栄斗


 昨季のチーム打率.241は12球団ワーストの数字だった。そこを強化するために西武からFAで獲得したのが浅村栄斗だ。昨季は127打点をマークして自身2度目となる打点王に輝いたが、それは強力な獅子打線があってのこと。前後を打つことが予想される茂木栄五郎田中和基、新助っ人のブラッシュ島内宏明あたりの出来が重要となる。浅村はオープン戦での打率.184、得点圏打率.083と本領発揮はならなかったが、本当の勝負はこれからだ。楽天再浮上の可否は「背番号3」の働きぶりにかかっている。

北海道日本ハムファイターズ



 台湾球界4年間で2度の打率4割、2017年には三冠王にも輝いた“大王”こと王柏融のバットがチームの命運を握る。キャンプ終盤から始まった対外試合でも8試合連続安打をマークし、栗山英樹監督も「対応力やバットの出し方を含め、こちらがイメージしていたとおりの素晴らしいバッター。間違いなく打線のカギの1人になる」と絶賛した。打順は三番・近藤健介、四番・中田翔に続く五番での起用が濃厚。「チームが優勝するための力になりたい」。台湾が生んだ25歳の若き天才打者が、いよいよそのベールを脱ぐ。

千葉ロッテマリーンズ



 チームの課題は明白だ。打線の破壊力不足とそれにともなう得点力不足が解消されなければ、優勝はおろか上位進出も見えてこない。今季からホームランラグーンが新設され外野フェンスが前にせり出した。その利点を生かすために獲得したレアード&バルガスの両大砲が機能するかは大きなポイントとなる。特にNPBでの実績十分で、オープン戦でも快音を響かせているレアードに懸かる期待は大きい。球場が狭くなったことで“足”を備える選手たちの二塁打、三塁打が減る懸念はあるが、井上晴哉を含めた“重量打線”が放つ本塁打との収支をプラスにすることができれば、攻撃力向上が見込めるはずだ。

オリックス・バファローズ



 先発ローテーションも固まり、救援陣も頭数がそろい、オープン戦防御率は12球団トップの2.26を記録。昨季同様、投手陣は強固な布陣となりつつあるだけにカギは攻撃陣だ。一、二番の出塁や助っ人の奮起などポイントは多くあるが、打線奮起に欠かせないのが四番・吉田正尚の活躍だろう。自身初の全試合出場を果たして打率.321、26本塁打、86打点を挙げた昨季を上回る成績に期待がかかる。昨秋、今春キャンプと、センター方向への打球を意識し、より強い打球を放つことを心がけ、掲げる「打撃の幅」を広げることに着手。磨きをかけた持ち前の“状況に応じた打撃”で、今季も打線をけん引できるか。若き四番の奮起は、4年連続Bクラスからの浮上を期すための最低条件だ。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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