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パ・リーグ6球団、開幕シリーズMVPは?

 

先週末からついに2019年のペナントレースが始まった。各地で繰り広げられた激戦。ファンも熱狂し、熱い声援を送った。ここではパ・リーグ各球団の開幕シリーズMVPを見ていこう。

福岡ソフトバンクホークス



 早くもエンジン全開だ。昨季の覇者・西武を迎えた開幕カード(ヤフオクドーム)で「理想の打順」と語っていた三番に入った柳田悠岐は、打っては3月30日の満塁弾、31日と2ランと連日の逆転アーチ。走っては開幕戦から2盗塁を決めるなど3盗塁をマークした。そして守備では、31日の7回表、二死一塁の場面で、金子侑司の左中間へ飛んだ大飛球を見事なランニングキャッチ。自身も「“プロ一”のプレーだった!」と胸を張った。千両役者の攻守走の活躍で3連勝という「3150(最高)!」のスタート。この3試合での暴れっぷりからすると、平成から新元号・令和になるメモリアルなシーズンに、超人・ギータがとんでもない大記録を達成しそうな予感が漂っている。

東北楽天ゴールデンイーグルス



 高卒4年目にして自身初の開幕スタメンを勝ち取ったオコエ瑠偉が、値千金の一打でチームに今季初勝利をもたらした。その打撃が光ったのは開幕第2戦、3月30日のロッテ戦(ZOZOマリン)だ。1点を先制された直後、無死二、三塁からボルシンガーの真っすぐをとらえると、打球は右翼ポール際に飛び込んだ。「追い込まれる前に最低限の仕事をしようと思って打席に入った」と逆転3ランを振り返った。現状では新人・辰己涼介と「九番・右翼」の座を争っており、定位置を確保しているわけでない。進境著しい打でアピールを続けていきたい。

北海道日本ハムファイターズ



 四番の意地が詰まった一打だった。3月29日のオリックスとの開幕戦(札幌ドーム)、3対3で迎えた延長10回裏一死満塁で打席には中田翔。前打者の西川遥輝近藤健介が申告敬遠されての勝負に「なめてんのか」と語った主砲のバットが火を噴いた。豪快なスイングから放たれた打球は左翼席に突き刺さる劇的なサヨナラ満塁弾。翌第2戦でも土壇場の9回裏、1対3のビハインドの場面で値千金の同点タイムリー。第3戦でも1打点をマークし、開幕シリーズ3試合で9打点の荒稼ぎ。頼れる四番の活躍でチームも好スタートを切った。

埼玉西武ライオンズ


西武・山川穂高


 投打がかみ合わず、2014年以来の開幕3連敗スタートとなった西武。ヤフオクドームで昨年の日本一・ソフトバンク相手に4対5、5対6、1対3といずれも僅差だったが、開幕戦、第2戦でいずれも1点差に持ち込んだのは四番・山川穂高のバットだった。開幕戦では0対4の8回表に加治屋蓮から同点の満塁弾。第2戦も4対6の8回表に奥村政稔からソロアーチを左翼席へ架けた。しかし、本人は「先発投手から打たないといけない」と唇を噛んだ。第3戦は無安打に終わった。本拠地に戻った今日、チームを勝利に導く一撃を放つ。

千葉ロッテマリーンズ


ロッテ・レアード


 球団史上初となる開幕3試合連続本塁打とド派手なデビューを飾った。3月29日、楽天との開幕戦。ZOZOマリンでのデビュー戦で決勝の逆転3ランを放ってチームを開幕戦勝利に導き、「幕張すしオープン!」を宣言すると、第2戦では美馬学がクイックから投じたストレートに、「クイックのときは真っすぐが多い」と完ぺきに読み切ってホームランラグーンにたたき込む。そうかと思えば第3戦では「ど真ん中に来たボールを思い切りたたいただけ」と左翼最上段に第3号。深い読みに瞬時の対応力と、多彩な打撃でチームに不足していた長打力をもたらしている。「打点の大切さ、求められているということは分かっている」という“幕張のスシボーイ”が、カモメ打線をグレードアップさせることは間違いない。

オリックス・バファローズ


オリックス・福田周平


 果敢な姿勢を見せつけた。プロ2年目ながら主将に抜てきされた背番号4は、リードオフマンとしての期待を寄せられる中で、開幕戦は3安打の猛打賞。1点を追う4回にはセーフティ犠打で一塁に頭から滑り込むなどガッツあふれるプレーでチームを鼓舞した。2戦目も3安打で打率.400マークし、出塁後も開幕3試合で2盗塁をマーク。相手バッテリーをかく乱した。プレー、そして背中でチームをけん引する新主将。新生・オリックスの象徴となることに期待がふくらむ。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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