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球界デキゴトロジー/4月15日

落合博満がホームランで史上最年長の2000安打達成(1995年4月15日)

 

久保のスライダーを中堅左にたたき込み、史上27人目の2000安打を達成した落合


 プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は1995年4月15日だ。

 東京ドームで行われた阪神戦の6回裏、先頭で打席に入った巨人落合博満久保康生が投じたスライダーを巧みにすくい上げた。打球はバックスクリーン左に飛び込む一発。これが落合にとってプロ野球史上27人目の2000安打となった。41歳4カ月での達成は92年7月に40歳2カ月で達成した近鉄の新井宏昌を抜く最年長記録だった。

 1000、1500、2000本の目の安打をすべて本塁打で飾ったのはさすがと言うべきか。ただ、落合の初安打はロッテ1年目、79年5月30日の南海戦で25歳5カ月のとき。「4、500本打てれば」というのがプロ入り当時の正直な気持ちだったというが、年齢を考えればそれは当然だろう。しかし、そこから“オレ流”を貫き、3度の三冠王となり、中日を経て、94年に巨人の一員となって大記録に届いた。

 試合後の記者会見で「(名球会は)任意団体だから入る自由もあれば、辞退する自由もある。名球会入りを目指して野球をやってきたわけではない」と話し、ここでも“オレ流”を貫いた落合。「今は野球が面白くて仕方がない。45歳までやるよ」と新たな目標を定めた。

写真=BBM
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