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イチローは「最低50歳まで現役で」と言ってきたがプホルスは……

 

「毎シーズン、チームの勝利のために全力を尽くす」


アルバート・プホルス内野手(エンゼルス)


 今週もエンゼルスのアルバート・プホルス内野手のインタビューをお送りする。イチローと同じ2001年にカージナルスからメジャー・デビュー。ナ・リーグの新人王。05、08、09年とナ・リーグのMVP。

 現地時間4月8日のレンジャーズ戦で第2打席に右前打を記録してイチローの3089安打を抜き3090安打。アメリカ本土以外の出身の通算最多安打はドミニカ共和国出身のエイドリアン・ベルトレの3166安打。プホルスはこの時点であと76安打に迫った。

――あなたとイチロー氏は2001年にメジャー・デビューし、強打者と巧打者とタイプは異なりますが、毎年好成績を収めて長年にわたってメジャーをリードしてきました。それ以外に、2人とも海外出身という共通点があります。母国ドミニカ共和国への思いを教えてください。

プホルス もちろん思いは強い。ドミニカ共和国のからはたくさんの選手がメジャーに来ている。以前からそうだ。私は多くの優秀な先輩たちのお陰でこの舞台でプレーできた。今度は後輩のためにメジャーで実績を残すのが私の使命だと思っている。こうして続けていくことが伝統になると思っているよ。

 また、イチローはメジャーで19年にわたって活躍してきた。彼はシアトル・マリナーズを代表する選手だったが、同時に日本を代表する選手でもあった。(野手として初めての日本人メジャー・リーガーとして)、日本の選手たちがメジャーでプレーするための扉を開いたと思うね。

――イチロー氏は50歳まで現役を続けると言って頑張ってきたのですが、あなたはいかがですか。

プホルス それは分からないなあ。そもそも私は何歳までプレーできるといったことには主眼を置いていない。毎シーズン、チームの勝利のために全力を尽くす。それしか考えていない。

――エンゼルスには大谷翔平という日本のスーパースターがいるのですが、彼はどうですか。

プホルス 昨季はヒジを痛めてしまったけれど、素晴らしいシーズンだったのではないかな? 日本でだけでなく、メジャーでも才能を見せてくれた。ヒジのリハビリは順調に進んでいるようで、よかったと思っている。

――プホルス選手もメジャー19年目のシーズンを迎えました。

プホルス ずいぶん長くなったね(笑)。(昨年8月に左ヒザ、9月に右ヒジの手術を受けたが)オフ、スプリングトレーニングとやれることはやってきた。1日、1日を楽しんでいくつもりだ。

<「完」>

取材=樋口浩一 写真=Getty Images
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