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球界デキゴトロジー/4月22日

ヤクルト打線が歴史的猛攻! 62年ぶりの10連続安打(1998年4月22日)

 

10連続安打の最後は池山の一発だった


 プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は1998年4月22日だ。

 中日戦(神宮)の初回、ヤクルト打線がいきなり先発の今中慎二に襲い掛かった。二番・真中満が中前打、三番・ムートンが四球、四番・古田敦也は左中間二塁打。猛攻は続く。五番・土橋勝征が中前打、六番・池山隆寛が四球、七番・馬場敏史が中前打、八番・度会博文が敬遠、九番・宮出隆自が左翼へ二塁打と今中をつるべ打ち。

 ここで中日ベンチは今中をあきらめ、山田貴志をマウンドに送るも、ヤクルト打線の勢いは止まらない。一番に戻って飯田がセンターへ本塁打を叩き込み、真中も右翼席へ一発。さらにムートンが左越え安打、古田が死球、土橋が右前打を放ち、最後は池山が左翼席へ本塁打を放った。

 続く馬場の中飛でようやくチェンジとなったが、一挙13得点の猛攻。1イニング10連続安打は36年4月30日の大阪に次ぐプロ野球タイ記録だった。14打者連続出塁も前記の大阪に次ぐ2度目で、セ・リーグ新記録。そして、1イニング13得点は69年5月27日の阪神(対アトムズの6回)、72年6月23日の巨人(対ヤクルトの6回)に続く3度目のセ・タイ記録であった。

写真=BBM
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