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プロ野球平成年代、投手の先発登板、勝利、勝率トップ10は?

 

山本昌が唯一の200勝



 1989年から2018年までの平成年代の投手の記録を見ていこう。先発登板のトップは50歳まで中日一筋でプレーした山本昌。569試合に登板し508試合に先発。実に89.3パーセントが先発。2位の三浦大輔は山本昌を上回る91.2パーセントが先発だった。ちなみに100登板以上ですべて先発だったのは、ミンチー(187)、J.パウエル(173)、野村祐輔(154)、グライシンガー(139)、バリントン(124)、石川歩(112)の6人だ。

【先発登板トップ10】
1位 山本昌(中日)508試合
2位 三浦大輔(DeNA)488試合
3位 石川雅規ヤクルト)434試合
4位 工藤公康西武ほか)390試合
5位 西口文也(西武)387試合
6位 石井一久(ヤクルトほか)332試合
7位 桑田真澄巨人)330試合
8位 涌井秀章ロッテほか)313試合
9位 杉内俊哉(巨人ほか)309試合
9位 内海哲也(巨人=現西武)309試合

 先発登板1位の山本昌は勝利でも唯一の200勝をマークしてトップ。昭和時代に5勝を挙げていて、平成だけで200勝に到達したのは09年だ。150勝以上を挙げたのは山本昌のほかに西口文也、工藤公康、三浦大輔、石川雅規、斎藤雅樹。工藤を除く5人はすべて生涯1つの球団でプレーした投手。外国人のトップはメッセンジャーで95勝を挙げている。

【通算勝利トップ10】
1位 山本昌(中日)214勝
2位 西口文也(西武)182勝
3位 工藤公康(西武ほか)177勝
4位 三浦大輔(DeNA)172勝
5位 石川雅規(ヤクルト)163勝
6位 斎藤雅樹(巨人)151勝
7位 桑田真澄(巨人)146勝
8位 石井一久(ヤクルトほか)143勝
9位 杉内俊哉(巨人ほか)142勝
10位 星野伸之オリックスほか)141勝

唯一の勝率3割台は園川


ロッテ・園川一美


 勝率は50勝以上の投手を対象にしたが7割以上は3人。1位の斉藤和巳は2003年に20勝3敗で.870、05年は16勝1敗で.941、06年は18勝5敗で.783、負けないエースとして君臨した。50勝以上は136人いるが、そのうち勝率が5割を上回ったのは101人。最低勝率は園川一美(ロッテ)で57勝90敗、勝率.388は唯一の3割台だ。

【通算勝率トップ10(50勝以上)】
1位 斉藤和巳(ソフトバンク).775
2位 田中将大楽天).739
3位 ダルビッシュ有日本ハム).710
4位 山口鉄也(巨人).658
5位 和田毅(ソフトバンク).656
6位 菅野智之(巨人).650
7位 杉内俊哉(巨人ほか).6484
8位 斎藤雅樹(巨人).6480
9位 松坂大輔(中日ほか).640
10位 野茂英雄(近鉄).629

写真=BBM
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