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平成プロ野球史

セは巨人が13ゲーム差をひっくり返し優勝、パはのびのび野球の西武/平成プロ野球史(20年/2008年編)

 

 新元号「令和」が発表され、平成の時代が終わった。
 今回は、シリーズで平成元年の1989年から2018年まで、年度別にMVP、ベストナインを選んでいる。
 この手の企画では、いつも書いているのだが、あくまで編集部選定。異論反論は多いと思うが、ご容赦いただきたい。
 なお、当連載は土日は休み(ほか時々休憩)。

巨人がメークレジェンドで優勝


神宮の大型ビジョンで阪神の敗戦を見て喜びを爆発させる巨人ナイン



2008年(平成20年)
セ(1巨人2阪神3中日広島ヤクルト6横浜)
パ(1西武オリックス日本ハムロッテ楽天ソフトバンク
※日本一は西武

 2008年、セでは序盤、阪神が独走態勢を固めていたが、北京五輪で藤川球児矢野輝弘新井貴浩が抜けたこともあって失速。さらに新井が疲労骨折で長期離脱も痛かった。

 一方、一時は阪神に13ゲーム差をつけられていた巨人だが、小笠原道大の復調、さらにはラミレスグライシンガークルーンと助っ人たちの活躍で阪神を猛追。10月8日、ついに首位に立った。

 決着は10月10日、巨人が神宮でヤクルトを破って、マジック1、さらにその後、阪神が横浜に敗れ、「メークレジェンド」とも言われる球史に残る大逆転優勝となった。
 敗れた阪神・岡田彰布監督は「この世界は結果がすべて」とCS前に辞任を表明した。

 パでは渡辺久信新監督の下、「ミスを恐れるな、チャレンジしての失敗なら構わない」という自主性尊重野球で本塁打王・中村剛也、盗塁王・片岡易之らが暴れ回った西武が優勝。
 日本シリーズでは岸孝之の好投もあって巨人を下している。

 8月には北京五輪があったが、日本はメダルに届かず。内容的にも惨敗だった。

MVPは楽天の岩隈久志


チームは5位ながら、その安定感は際立った



2008年(平成20年)
本誌選定MVP
岩隈久志(楽天) 驚異の安定感で21勝!
 チームは5位に沈んだが、21勝4敗、防御率1.87のピッチングは圧巻。リーグMVPにも輝いている。

本誌選定ベストナイン
[先発投手]
岩隈久志(楽天)      
28試合21勝4敗0S、防御率1.87

[抑え投手]
藤川球児(阪神)      
63試合8勝1敗38S、防御率0.67
圧巻の安定感。開幕から11試合連続セーブもあった

[捕手]
阿部慎之助(巨人)
125試合116安打24本塁打67打点1盗塁、打率.271
北京五輪で抜けた時期もあったが攻守で活躍。終盤右肩負傷

[一塁手]
内川聖一(横浜)      
135試合189安打14本塁打67打点2盗塁、打率.378
8年目で覚醒。右打者史上最高打率をマークし首位打者に

[二塁手]
片岡易之(西武)
139試合167安打4本塁打46打点50盗塁、打率.287
一番打者に定着し、最多安打、盗塁王に

[三塁手]
村田修一(横浜)      
132試合158安打46本塁打114打点0盗塁、打率323  
最終戦の46号で本塁打王に。打率も初の3割台

[遊撃手]
中島裕之(西武)      
124試合161安打21本塁打81打点25盗塁、打率.331
打率はリーグ2位。若きチームリーダーとして日本一にけん引

[外野手]
ラミレス(巨人)
144試合175安打45本塁打125打点1盗塁、打率.319
ヤクルトから移籍1年目だが打点王でしっかり貢献

青木宣親(ヤクルト)
112試合154安打14本塁打64打点31盗塁、打率.347
自己最高打率だったが、内川には届かず

リック(楽天)      
134試合163安打12本塁打71打点4盗塁、打率.332
楽天1年目からリーグ3位、2位でついに首位打者に

[指名打者]
ローズ(オリックス)
142試合138安打40本塁打118打点2盗塁、打率.277
外国人通算安打も貢献し、打点王にも輝く

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