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西武がスポーツ医科学の栄養管理によるサポートを本格化

 

帝京大と業務委託契約を締結し、選手のパフォーマンス向上を図る


管理栄養士の虎石氏(左)、西武・増田選手会長


 西武が学校法人帝京大学と業務委託契約を締結し 、同大学が持つスポーツ医科学の専門的知見から選手の栄養管理を強化し、パフォーマンス向上を図ることを発表した。

 同大学からはスポーツ医科学センター(※1)に所属する管理栄養士2人が派遣され、栄養面を考慮した献立の監修、個々の選手に合わせた栄養指導などを本格的に実施する。本締結により、選手の栄養への関心が高まり、シーズンを通してベストパフォーマンスが発揮できることが期待できる。

【契約の主な内容】
 管理栄養士の虎石真弥(とらいし・まみ)氏、葛西真弓(かさい・まゆみ)氏の2人が派遣され、以下のサポートを行う。

・栄養面を考慮した選手寮の献立(メニュー)の監修
・一、二軍宿舎(遠征・キャンプ時などのホテル)での食事メニューの監修
・各選手の健康状態や環境など個々の選手に合わせた栄養指導の徹底およびアドバイス
・球団本部チーム統括部のメディカル・コンディショニンググループ(※2)と連携し、ケガの予防ならびにケガをしたときの早期復帰に向けた栄養アドバイス

〇帝京大学スポーツ医科学センター 松下隆センター長コメント
「本センターのアスリートサポートの知見・経験を生かして、球団のスタッフの皆さんと連携しながら、埼玉西武ライオンズの選手・チームのパフォーマンス向上に貢献したいと思います。栄養摂取は誰もが行うことではありますが、だからこそ日々の着実な取り組みが結果に結びつくと考えています。選手皆さんの状態を見極めながら、よりよい結果に向けてサポートさせていただきます」

〇株式会社西武ライオンズ球団本部 本部長補佐 兼チーム戦略グループ ディレクター 兼メディカル・コンディショニンググループ ディレクター広池浩司コメント
「栄養指導をはじめとする選手の体づくりに関する先進的な取り組みで、学生スポーツ界で数々の輝かしい実績を残されてきた帝京大学さんから学ぶ機会を得られることになり大変うれしく思います。選手の成長には、練習量と同じくらい栄養と休養が重要ですが、この度、栄養面でご指導をいただけることになり、選手の体力の強化、ケガの予防等に大きな効果が期待できると考えております。選手には管理栄養士さんのご指導のもと、食に対する意識をこれまで以上に高めて、長く第一線で活躍できる力を身につけてほしいです。

 また、選手寮やチームの遠征先の宿舎での食事メニューの改善、運動前、運動中、運動後に摂取する水分や補食の見直し等、食に関するさまざまな取り組みをチームのメディカル・コンディショニンググループとも連携して行ってまいります。この取り組みはすぐに結果が出るものではないかと思いますが、長期的には必ずチームの強化につながるものと確信しております」

〇埼玉西武ライオンズ選手会長 増田達至投手コメント
「この度、管理栄養士の方に埼玉西武ライオンズの選手たちの栄養管理の強化をしていただけることになり、大変心強く思っています。選手一同、これまで以上に、食や栄養に関する意識を高めて、ベストパフォーマンスを発揮し、日本一を目指していきます」

写真=埼玉西武ライオンズ提供
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