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セ・リーグ6球団、ドラフト1位ルーキーの現状は?

 

大きな期待を背負って入団したドラフト1位ルーキー。すでに戦力としてチームに欠かせない選手、ケガなどで出遅れている選手、二軍で経験を積んでいる選手と、立場によって現状はさまざまだ。ここではセ・リーグ各球団の黄金新人の現在を見ていこう。

読売ジャイアンツ



 ここ数年のドライチ投手が期待を裏切り続けているだけに、高橋優貴のパフォーマンスは想定以上、十分合格点と言えるだろう。開幕先発ローテーション入りは、若手のテスト枠の意味合いもあったが、開幕2カード目の4月4日の阪神戦(東京ドーム)で先発登板し、6回4安打1失点で勝利投手となると、スケジュールの関係で1度二軍調整を行ったものの、再昇格後は4戦2勝1敗(計5戦3勝1敗)と、もはやローテーションに欠かせない存在に。当初は立ち上がりに課題を残していたものの、球数を投げても球威が落ちないことから、序盤からMAXで入るスタイルへの変更が奏功し、QSは3つ。今後もローテーション投手として勝ち星を伸ばしていくことが期待される。

阪神タイガース


阪神・近本光司


 開幕から「二番・中堅」のスタメンをつかむと、途中からは一番打者として定着した。5月13日現在で打率.295をマークし、出塁率も3割台中盤を記録し、リードオフマンとしての役割を十分に果たしている。また、チャンスの場面で回ってくることも多く、18打点と勝負強さも見せ、攻撃の起点&ポイントゲッターとどちらもできるルーキーだ。50メートル5秒8の自慢の足を生かし、盗塁もリーグトップタイの11個を記録。現在では阪神打線に欠かせない存在となってきた。

横浜DeNAベイスターズ



 これがプロの壁なのか、初白星が遠い。開幕から6試合に先発し0勝3敗、防御率4.68(5月13日現在)。デビュー2戦は勝利投手の権利を手にしたまま降板するも中継ぎが失点し、プロ初勝利はならなかった。4月末に登録抹消されファームでリフレッシュ。再登録されて12日ぶりのマウンドとなった5月11日の広島戦(マツダ広島)は、6回2失点と試合をつくるも、打線の援護なく3敗目を喫した。QSは3度決めるなど、先発ローテとして結果は残している。とはいえ、ここ数試合はオープン戦、開幕直後のボールのキレ、高い制球力が見られないのが気になるところだ。早く初白星を手にすることで、活路を見いだしたい。

中日ドラゴンズ



 4月16日のウエスタン・阪神戦(ナゴヤ)で守備中に左手人差し指を負傷し、離脱していたが、5月8日の阪神戦(鳴尾浜)からは「七番・遊撃」でスタメンに復帰するまで回復。バットでもアピールできており、患部も問題ない。春季キャンプ前からケガに泣かされてきたが、ようやく万全の状態で臨めるようになった。現在、ウエスタンでの打率は.143とリーグ最下位の数字で、36三振もリーグワースト。一軍の戦力としてはまだ考えられない段階だ。だが、根尾の持ち味はバットをしっかり振れること。首脳陣も「三振OK」の構えで、のびのびと実戦経験を積んでいる。

広島東洋カープ


広島・小園海斗


 キャンプからオープン戦と一軍帯同、広島の高卒新人選手としては19年ぶり、野手では平成以降初となる開幕一軍一軍も手にした小園海斗。実戦経験を積ませるため、3月31日に登録抹消、ファームに送られた。オープン戦での好成績から、ファームでは苦もなく活躍するかと思われたが、予想以上に苦しんでいる。基本的には「一番・遊撃」で出場しており、4月17日のソフトバンク戦(タマスタ筑後)で和田毅からウエスタン1号を放つなど、ホームランは3本出ているが、打率が1割台と振るわず(5月12日現在)。足を痛めたため、大事を取って5月6日からはスタメンを外れている。プロで最初の試練に見舞われているが、どう乗り越えてくるか。

東京ヤクルトスワローズ



 3月16日のイースタン開幕戦(対DeNA、戸田)で初勝利をつかんだものの、その後は長い長いトンネルに入ってしまった。4月28日のロッテ戦(ロッテ浦和)までに4連敗。防御率5.93と振るわなかった。それでも令和の新時代を迎えて、立ち直りのきっかけをつかむ。5月5日の日本ハム戦(戸田)では調整登板を行った石川雅規から3回にバトンを受け取ると、試合終了まで1人で投げ切り、7回5安打3失点で2勝目をマークした。ただし一軍昇格を勝ち取るためには、アピールを継続する必要がありそうだ。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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