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編集部員コラム「Every Day BASEBALL」

「最高のストレート」を持つ日本ハム・杉浦稔大への期待

 

自慢のストレートで存在感を発揮して杉浦


「今の球界でナンバーワンのストレートですよ」

 これは日本ハム鶴岡慎也の言葉。いまや球界のエースとなった千賀滉大菅野智之らのことではない、チームメートの杉浦稔大のストレートを評価してのコメントだ。しなやかな腕の振りから放たれるボールは球速以上(MAX150キロ)に伸びがあり、回転数の多いきれいな球筋も球界関係者の間でも評価が高い。

 そのストレートが存分に輝いたゲームがある。4月23日の楽天戦(札幌ドーム)、杉浦にとって今シーズン初登板となった試合で5回パーフェクト(9奪三振)。投球の7割近くを占めたストレートに相手打者はバットにすらまともに当たらず、球速だけでは計れないキレと力強さに首をかしげた。まだ右肩に不安があるため、5回でマウンドを下りたが、もしあのまま9回まで投げ続けていたら……と思わずにいられないほど、潜在能力の高さを感じさせるインパクトある圧巻のピッチングだった。

 右肩痛との戦いを強いられ、先発ローテで中6日で投げるのはまだ難しい。それでも着実に完全回復に向かっており、肩になるべく負担をかけないように試行錯誤しながら「投げない」調整法も模索。ブルぺンに入る回数もギリギリまで減らし、結果を出し続けている。現在はマルティネスが戦線離脱中の中、有原航平上沢直之に次ぐ右腕として、杉浦が本格覚醒すれば逆襲を誓うチームにとっても大きな力となる。

 決して目立ちはしないが、エースになれるだけのポテンシャルを秘めている背番号57。かつてのドライチ右腕が故郷(帯広市出身)である北の大地で、その才能はさらに花開かせる日はそう遠くないはずだ。

写真=BBM

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