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セ・リーグ6球団、2016年ドライチの現状は?

 

プロのユニフォームを着て3年が過ぎ、今年で4年目を迎えている。プロでも一定の経験を積んだと言えよう。2016年にドラフト1位で入団した選手たちの現状は果たして――。(記録は6月10日現在)。

読売ジャイアンツ



 2016年の新人年は開幕先発ローテーション入りし、3月30日のDeNA戦(横浜)でプロ初登板を初先発で飾った桜井俊貴(敗戦投手)。しかし、この試合で右ヒジを痛めていきなりの戦線離脱でプロのキャリアはスタート。以降は一軍ではリリーフ起用がメーンとなり、昨季は3年目にして一軍登板なしに。背水の覚悟で臨んだ19年は、原辰徳監督に評価を受けて、開幕当初はリリーフで(プロ初勝利も記録)、その後、先発陣のコマ不足で先発に再転向し、6月6日の楽天戦(楽天生命パーク)でデビュー戦以来1163日ぶりに先発。7回途中まで112球を投げ、3安打1失点、8奪三振の好投で先発として初勝利を挙げた。今後も先発ローテの一角として期待される。

横浜DeNAベイスターズ



 2016年ドラフト1位で入団した今永昇太は、1年目に8勝。2年目には11勝をマークし、CSや日本シリーズの舞台でもDeNAをけん引する素晴らしい投球を披露。さらには初選出された侍ジャパンでも好投し、日本を代表するサウスポーへの階段を順調に上っているように見えた。しかし、18年の開幕前に左肩を痛め、復帰後もフォームを乱して4勝11敗と挫折を味わう。復活を期した今季は、オフに豪州ウインターリーグに参加するなどフォームを固め、自信あふれる投球が戻った。自身初となる初開幕投手の大役を果たし、ここまで防御率(1.90)、勝利数(6勝)でリーグトップにつけ充実のシーズンを送っている。

阪神タイガース



 2015年秋のドラフトでヤクルトと競合し、当時ヤクルトの真中満監督が当たりクジを引いたと勘違いするというアクシデントで俄然話題をさらった高山俊。明大では東京六大学リーグの安打記録を更新し、鳴り物入りで阪神に入団したが1年目からその実力を発揮した。球団新人記録となる136安打を放ち、文句なしの新人王に。だが、そこから打撃不振などもあり2年間レギュラーの座は手放す。今季も代打要員からスタート。一時、二軍降格を味わったが復調し、5月29日巨人戦(甲子園)で延長12回裏に代打逆転満塁サヨナラ本塁打を放った。交流戦に入り、スタメン出場が続き、6月9日の日本ハム戦(甲子園)では9回裏二死から中前打を放ち、サヨナラ勝ちを演出するなど、しぶとい打撃が戻ってきている。

中日ドラゴンズ



 東海大相模高で2015年夏の甲子園優勝投手となった小笠原慎之介は、1年目から登板機会を得て、昨季は球団史上最年少で開幕投手も務めた。しかし9月、左ヒジに遊離軟骨が見つかり、除去手術。リハビリには想定以上の時間を要しているが、徐々に回復している。6月上旬には、打撃投手としてマウンドに上がっており、まずはファームでの実戦復帰を目指す。シーズン終盤にはナゴヤドームのマウンドに立つ小笠原の姿が見られるのではないか。

広島東洋カープ



 広島の2016年ドラフト1位入団選手は剛球右腕の岡田明丈。昨年までの3年間で24勝を挙げ、先発ローテーション投手として頑張ってきたが、今季は制球難が顔を出し、苦しんでいる。開幕は先発ローテーションの一角として迎えたが、最初の登板は6回途中3失点で負け投手。そして2度目の登板は1回0/3で6四球を出し(2安打)、6失点の乱調で2敗目を喫してファーム落ち。ファームで先発した5月16日の中日戦(ナゴヤ)でも4四球で押し出しの後、満塁の走者一掃の三塁打を浴び、1回持たずにKOされた。持ち前の球威を保ちつつ、制球を安定させるにはどうすべきか。その両立を求めて、ファームで試行錯誤の日々が続いている。

東京ヤクルトスワローズ


ヤクルト・原樹理


 球団ワーストタイとなる16連敗からようやく抜け出したヤクルト。その立役者となったのが16年ドラフト1位の原樹理だった。6月2日のDeNA戦(横浜)、プロ4年目にして初めて中4日で登板した右腕は7回1失点の好投を見せ、21日ぶりの勝利を引き寄せた。自身の敗戦から始まった大型連敗だっただけに「本当にホッとしています。とにかく、何とかして連敗を止めたいという気持ちしかなかった」と笑顔を見せた。それでも今季はまだ3勝(5敗)。巻き返しはこれから始まる。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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