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球界デキゴトロジー/6月19日

投手・桑田真澄が初めて代打で登場!(2002年6月19日)

 

代打で登場し、見事にバスターを決めた桑田


 プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は2002年6月18日だ。

 この日、横浜スタジアムで行われた横浜戦、巨人は9回裏に追いつかれて延長を戦うハメになった。迎えた11回表、先頭の松井秀喜が四球を選ぶ。次打者は投手の岡島秀樹。ここで原辰徳監督は一気に勝負に出た。代打である。しかし、打席に立ったのは投手の桑田真澄だった。なぜ? 原監督の答えは明快だった。

「思いつきじゃない。バスターをやらせたらチームでもトップクラス。桑田も行く気が十分だった」

 巨人が投手を代打に送ったのは1997年6月17日ヤクルト戦の宮本和知(三振)以来だった。17年目で初めて代打起用された桑田は初球、バントの構えからヒッティング。打球はきれいに三遊間を抜けた。このあと、仁志敏久清水隆行にタイムリーが出て5対3。勝負は決まった。

写真=BBM
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