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パ・リーグ6球団、赤丸急上昇の若手は?

 

ペナントレースも折り返し地点に差し掛かってきたが、今季も各球団で若き力が台頭してきている。パ・リーグ6球団の急成長を果たした若手選手を見ていこう。(記録は6月24日現在)。

千葉ロッテマリーンズ



 高卒3年目右腕が先発ローテの一角を担っている。昨季は7試合の先発機会を与えられながら初勝利には届かず、4敗、防御率6.10と期待に応えられなかった種市篤暉。オフにソフトバンク千賀滉大に弟子入りして投球フォームを見直したことでストレートの球威が増し、自慢のフォークにも磨きがかかった。今季は中継ぎスタートだったが、4月29日の楽天戦(楽天生命パーク)で初先発してプロ初勝利を挙げて以降、すでに4勝をマークしている。井口資仁監督からも「エースになっていく存在」と大きな期待を懸けられるようになった20歳の成長曲線は、さらに右肩上がりで上昇カーブを描いていくはずだ。

オリックス・バファローズ



 開幕先発ローテ最後の6枠目に滑り込むも、今では軸として好投を続けている。2017年に育成ドラフト2位で入団した榊原翼。昨年の一軍でのオープン戦で好投して開幕直前に支配下登録を勝ち取ると、昨季終盤に先発ローテ入りし、最速150キロの威力ある直球と、落差のあるフォークを操り、感情をむき出しにする躍動感ある投球で存在感を示した。同じ20歳の山本由伸とともに、若き先発陣の象徴として、今季は6月24日時点でリーグ5位の防御率2.54と安定感が光る。援護が少なく3勝(3敗)と勝ち星は伸び悩むも、感情をむき出しにする右腕が投球と姿勢でチームに好影響を与えているのは間違いない。

埼玉西武ライオンズ



 甲子園で雪辱を果たした。6月23日、阪神戦。先発したドラフト1位右腕の松本航は猛虎打線を5回1失点に抑え、3勝目を手にした。3月17日、甲子園での阪神とのオープン戦では3回途中7失点KO。「地元の兵庫で打たれて悔しかった。リベンジの気持ちでした」と“復讐”を胸に抱いての登板で、見事にチームを勝利に導いた。開幕直前に肺炎で離脱。いきなり試練が訪れたが5月19日のオリックス戦(京セラドーム)で球団の新人では松坂大輔(現中日)以来のプロ初登板初先発初勝利を飾った。最速150キロ超の力強い直球が武器。阪神戦ではカーブ、スライダーで巧みに緩急も駆使した。ただ、この試合でも5回で106球を擁したように、球数がかさみ、6試合の登板で6回を投げ切ったことがない。先発として長いイニングを消化することが今後の課題だ。

東北楽天ゴールデンイーグルス


楽天・渡邊佳明


 一軍での試合出場は16試合と少ないものの、十分な戦力として認識されているのがドラフト6位ルーキーの渡邊佳明だ。特に打席での勝負強さは目覚ましいもので、得点圏打率は驚異の.500だ。6月22日のDeNA戦(横浜)では6対9の5回二死一、二塁で代打として登場すると、左中間を破る2点適時二塁打。1点差に追い上げる殊勲の一打でのちの逆転勝利につなげた。起用した平石洋介監督は「『とりあえずの佳明』ではなく『勝負にいっての佳明』」と信頼感を口にした。代打で相手投手の情報に乏しくても、自分のスイングを心がける左の巧打者。首位争いを演じるチームの欠かせない切り札となりそうだ。

北海道日本ハムファイターズ



 プロ4年目の若武者にブレークの予感が漂っている。平沼翔太、21歳。敦賀気比高のエースとして高校3年春のセンバツでは全国制覇を達成。日本ハム入団後は内野手としてスタートし、着実に力をつけてきた。今シーズンはシーズン序盤から一軍に昇格し、シュアな打撃とフットワークの軽い守備で存在感を発揮。スタメン出場も重ねながら指揮官の信頼も勝ち取った。6月15日の巨人戦(札幌ドーム)で左ふくらはぎに死球を受けて登録抹消となったが、幸い軽傷で現在は順調に回復中。リーグ戦再開後の早い段階で戻ってこれそう。ポスト・中島卓也の筆頭株が一気にレギュラー獲りを狙う。

福岡ソフトバンクホークス


ソフトバンク・椎野新


 同期の高橋礼大竹耕太郎とともに、2年目・椎野新の存在感が日に日に増している。昨季の一軍登板はわずか1試合だった右腕だが、今季は6月24日時点で14試合に登板。196センチの長身から投げ下ろす真っすぐは最速152キロを誇る。今季2戦目、5月14日の西武戦(北九州)では先発抜てきに応えることができなかったが、以降は中継ぎとして8試合連続無失点を記録するなど、しっかり腕を振って粘投を続けている。回またぎも任せられる安心感も含めて、ケガ人を多く抱える今のチームにとっては頼もしい存在だ。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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