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球界デキゴトロジー

なぜ、小林雅英は打者数ゼロで勝利投手となったのか?(2000年7月2日)

 

2000年、65試合に投げて11勝を挙げたロッテ小林雅英


 プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は2000年7月2日だ。

 この日、行われたオリックス戦(函館)で、ロッテの小林雅英がプロ野球史上初の記録を成し遂げた。

 ロッテが3対4と1点リードされた8回裏、二死一塁でマウンドに上がった小林雅。打席の小川博文に対して2球目に暴投をしたが、一塁走者のイチローは三塁を欲張ってアウトでチェンジ。直後の9回表にロッテは大塚明が2点二塁打で5対4と逆転し、その裏は守護神・ウォーレンで締めくくって勝った。

 勝利投手は8回裏の最後を投げた小林雅だが、打者と対決していなので打者数ゼロ。これまで1球勝利投手は11人、2球勝利投手はこの小林雅を含めて延べ32人いたが、打者数ゼロで勝利投手になったのは初めてであった。

写真=BBM
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