7月6日に高校野球西東京大会の開会式が行われる。果たして、甲子園の切符をつかむのはどのチームか。熱戦の主役となるであろう、注目選手をクローズアップする。 伊藤大征(いとう・たいせい)
2001.5.24生/170センチ75キロ/右投右打/3年
ヤンキース・
田中将大が中学時代に在籍した宝塚ボーイズ出身。九州国際大付・
下村海翔と2本柱を形成し、3年時にはジャイアンツカップに出場している。地元の兵庫から東京の名門・早実へ進学した理由は「文武両道の最高峰」と、学業にもこれまで全力で取り組んできた。
高校では1年夏からベンチ入りし、マウンド度胸の良さもマー君譲りだ。最速143キロの真っすぐは球速表示以上のキレがあり、ホップするイメージとしては
楽天・
則本昂大、
オリックス・
山本由伸を理想とする。変化球も「三振を取れる自信がある」と語るスライダー、チェンジアップに加え、カーブも精度が高い。
「最後のチャンス。チーム全体の力で甲子園出場を決めて、地元に戻りたい」と最後の夏に力を込める。
写真=BBM