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セ・リーグ6球団、後半戦で奮起を促したい選手は?

 

ペナントレースも間もなく前半戦が終わり、オールスターブレークに入る。ここまで成績を残せなかった選手は心機一転、また新たな気持ちでシーズンに臨むことになるだろう。セ・リーグ6球団、後半戦で奮起を促したい選手は――。(記録は7月8日現在)。

広島東洋カープ



 カープで後半戦へ奮起を促したい選手は、野間峻祥だ。交流戦前までは主に一番で打率.288。ところが交流戦では40打数でわずかにヒット4本。交流戦途中からはスタメンも外されてしまった。カープの現在の打線の得点力低下の最大の要因は一番打者の不振にあることは明らか。緒方孝市監督はついに7月4日から菊池涼介の一番起用を決断したが、やはり田中広輔か野間が一番に入るのが理想形だ。7日の阪神戦(甲子園)で野間が一番に復帰したが4打数ノーヒットで、チームも完封負け。8日の中日戦(ナゴヤドーム)でも一番に入ったが勝利に結びつかず9連敗。チームが絶好調だった5月に一番だった野間が、調子を取り返して一番に定着すれば、チームのムードをがらりと変える起爆剤となれるはずなのだが……。

読売ジャイアンツ



 2016年、17年と2年連続で2ケタ勝利を挙げた田口麗斗が、もがき、苦しんでいる。前政権下で昨年も先発として期待されたが、16試合の登板でわずかに2勝(8敗)。原辰徳監督となった今季は先発ローテーション争いに敗れてリリーフ待機へ。菅野智之の離脱(復帰済み)とT.ヤングマンの不調によって先発の頭数が足りなくなった交流戦期間に2試合の先発があったが、4回2失点、4回途中4失点と期待に応えることはできなかった。交流戦終了後は再びリリーフへと配置転換。今季中の先発復帰は微妙な状況だが、ロングも可能な23歳左腕が中を締めれば、ブルペンの質は高まる。V奪回に向けて、まずは役割を全うしたところだ。

阪神タイガース


阪神・近本光司


 交流戦に入り新人特有の疲れもあってか、一番打者として機能していた近本光司の打撃が下降気味に。それとともにチームも6勝10敗2分けという結果に終わった。だが、リーグ戦が再開してから、近本の打撃の調子が上がると打線も活発になってきた。7月4日のDeNA戦(横浜)は負けたが、翌日からの広島3連戦で毎試合安打を放つと、チームはスイープ。特に6、7日の試合では初回先頭打者としてヒットを放ち、チームに勢いをつけた。やはり、一番・近本が躍動すればチームも活気づく。後半戦で巨人を猛追するには、この男のヒットと足が必要なのだ。

中日ドラゴンズ


中日・鈴木博志


 盤石の中継ぎ投手陣を擁し、4月中旬には2位まで浮上した中日。しかし、その中継ぎ陣が疲れを見せ始めた5月下旬から、チームの成績も下降。特に、開幕からクローザーを任されていた鈴木博志が調子を崩した。一時はセーブ数もリーグトップに躍り出たが、その内容はセーブがついても失点を繰り返すもの。ついに6月上旬に登録を抹消された。再登録後の7月3日の巨人戦(東京ドーム)では、1点を勝ち越した7回の裏から登板したが、4安打1四球1失点で同点とされ、チームはサヨナラ負けを喫した。7月中旬からは中継ぎでフル回転中のR.マルティネスが、パン・アメリカン大会のキューバ代表に選出され離脱が確定。後ろを固めるには、鈴木博の復調は不可欠だ。

東京ヤクルトスワローズ



 約2カ月ぶりの一軍登板で、ようやく今季2勝目をマークした。昨オフにソフトバンクを戦力外となり、新たに加入したベテラン右腕・寺原隼人だ。5回2失点と試合を作り、4月11日に移籍後初勝利を挙げたマツダ広島で、約3カ月ぶりの勝利をマークした。先発投手陣の頭数がそろわず、球団ワースト16連敗を喫するなど苦戦を続けるスワローズ。寺原も責任の一端を感じている。この試合では先頭打者の四球を反省しながらも、「最低限の仕事はできたと思います」と右腕。出遅れた分、後半戦はフル回転が求められる。

横浜DeNAベイスターズ



 2017年には、日本シリーズに「二番・セカンド」でスタメン出場するなどレギュラーに定着しかけたが、大和の移籍、ソトの加入もあり、昨季からは守備合固めとしての出場が増えている柴田竜拓。内野の守備力は申し分ない。あとはバッティングだ。今季59試合出場で、打率.173、得点圏打率.130と低迷。中でも左投手に対しては22打数ノーヒットと苦しんでいる。守備固めで起用された後──例えば僅差の試合終盤や延長戦で回ってくる打席で1本が出せれば、試合の流れを変えられるはずだ。小柄ながらソフトバンクとの交流戦(6月14日、ヤフオクドーム)では千賀滉大から貴重な先制ソロアーチ放つなど、パンチ力を備える。後半戦に向け、バットでもチームに貢献したい。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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