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村田賢一[春日部共栄]球場を制圧するエースで四番/埼玉注目プレーヤー

 

夢の甲子園切符をつかむため、一投一打に魂を込める。集大成の夏――。埼玉を熱くする注目選手から目が離せない。

春日部共栄・村田賢一


村田賢一(むらた・けんいち)
投手/182センチ78キロ/右投右打/3年

 球速は2年春の時点ですでに140キロ台中盤を計測。昨年は腰痛の発症やチーム方針もあって春夏とベンチを外れたが、夏の直前には本多利治監督から「秋はエースで四番」と指名された。準備を整えて臨んだ秋は県大会で全試合完投勝利。特に浦和実との準決勝は延長12回完封と圧巻の投球で、続く関東大会でも準優勝に導いてセンバツ出場を当確させた。

 15安打8失点で完敗した今春の高松商(香川)とのセンバツ1回戦は「準備不足。試合に向けた走り込みやトレーニングが足りておらず、制球が定まらなかった」と言う。それでも冬場に体重は7キロアップし、筋肉量も明らかに増加。130キロ台と140キロ台が混在していた秋から、平均球速が140キロ前後に上がった。さらにカーブ、スライダー、スプリットも巧みに操り、不調でも失投を減らしてテンポよく試合をまとめられる。

 春は県初戦(2回戦)の川越初雁戦でノーヒットノーラン。その後も好投を続けて頂点まで駆け上がったのだが、村田がマウンドに上がると一気に球場内の空気が引き締まる感覚があった。

 一方の打撃については「飛距離は伸びたけど技術はまだまだ。常にいい打球を狙って完ぺきを追求したい」と語るが、「でも、やはり最優先は投球ですね」。そして、貪欲にこう語る。

「まだ調子の波もあるし、筋肉量に見合った力強さも出せていないと感じています。下半身の粘り強さを出していきながら、きれいな縦回転でスピンの利いた“直球の質”を求めていきたい。精度を高めて100パーセントの力で夏に臨みたいです」

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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