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豆田泰志[浦和実]球持ち抜群の2年生右腕/埼玉注目プレーヤー

 

夢の甲子園切符をつかむため、一投一打に魂を込める。集大成の夏――。埼玉を熱くする注目選手から目が離せない。

浦和実・豆田泰志


豆田泰志(まめだ・たいし)
投手/172センチ72キロ/右投右打/2年

 中学時代は軟式で130キロ台後半を計測し、県選抜チームの主戦として多くの高校から誘いを受けた。しかし、兄がOBだったこともあって浦和実へ。それから1年が経った今春、大ブレークを果たした。県大会では全5試合で先発して準優勝へ導くと、関東大会2回戦では猛打の山梨学院を相手に7回0/3を2安打、11奪三振、2失点の好投。続く準々決勝は東海大相模に敗れたが、5回3失点は及第点だろう。

 体のバネを生かした躍動感のあるフォームから放たれる直球は、回転数が多くてギュンッと伸び上がる。「リリースまで楽に持っていき、最後だけ目いっぱい力を入れて前で離すイメージ」と話すとおり、球持ちがいいから打者が差し込まれる。

「冬場に走り込みやフォーム確認を続けたら、縫い目に掛かる感覚が良くなった。自分でもリリースの音が聞こえます」

 さらにスライダー、カーブ、フォークもまとまり始め、成長を続ける好右腕。「夏はできるだけ長く3年生と試合をしたい。甲子園に行きたいです」と抱負を力強く語った。

写真=BBM
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