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【セ前半戦総括】強い、弱いの二面性の広島が失速しジワジワと巨人が抜け出す

 

巨人菅野智之(中央)が腰の違和感を抱えながら8勝と奮投


 セ・リーグで好スタートを切ったのが、巨人だ。対広島の開幕戦こそエース・菅野智之を立てながら落としているが、その3連戦を2勝1敗と勝ち越し、阪神にも3連勝。DeNAヤクルトへの負け越しもあったが、4月19日の阪神戦(甲子園)から5連勝。4月は1位でフィニッシュした。ただ5月は9勝13敗1分けと失速し、3位に。打線は好調を維持していたが、防御率4.24では苦しい。しかし交流戦では11勝7敗とセ球団では最大の4つの貯金をつくり、6月18日に首位に立ち、現在は2位との差を9.5ゲームに広げている。

 2位は2チーム。まず、DeNAは4月14日に2位も16日から10連敗と失速し、最下位。5月12日には首位に9ゲーム差がついた。しかし、ここから少しずつ浮上。交流戦では10勝7敗1分けで4位に。リーグ戦再開後も3勝1敗1分けで勝率5割に戻し、3位まで上がった。4月の打率が.2355の打線も6月には.252と復調気配が続き、6月は防御率も3.30と投打がかみ合った。巨人との差はあまりに大きいが、5勝10敗と大きく負け越す阪神への苦手意識も少しずつ薄れており、後半戦の台風の目になるかもしれない。

 同じく2位の阪神はスタートで大きくつまずき、4月16日までに6勝10敗の5位。21日は最下位となったが、ここから開き直ったのか、怒とうの快進撃で2位に上がった。一度3位に落ちたが、再び2位に上がって交流戦に突入。しかし、交流戦は6勝10敗2分けと負け越し。リーグ戦再開後も黒星を重ね、現在は勝率5割を切っている。球宴前の対巨人3連敗は痛かった。

ペナントを左右するのは広島の二面性か


 4位の広島は4月16日、巨人に鹿児島で敗れた時点では、4勝12敗の最下位。首位とは7ゲーム差がついていた。しかしながら翌17日から突然の覚醒。8連勝で息を吹き返し、5月11日からは11連勝だ。21日に首位に立ち、4連覇へと走り始めたかに見えた。流れが変わったのが、交流戦。深刻な打撃不振もあって5勝12敗1分けで最下位に終わった。28日からリーグ戦再開もいまだ勝ち星なし。5月は打率.288、防御率2.35、6月は打率.228、防御率4.09と、まったく別のチームだ。残念ながら交流戦明けも“6月のカープ”のまま。1分けを挟む11連敗。7月は月間打率.194、防御率4.32と泥沼にどっぷり浸かったままだ。

 5位の中日は、出足こそ一進一退だったが、4月17日に2位になると、4月の月間打率.273と好調な打線に支えられ、19日には首位に0.5ゲーム差となった。しかし、ここから急落。5月3日に5位に落ち、交流戦でも負けを重ねた。打率は.260と悪くないが、広いナゴヤドームもあるにせよ、12球団ワーストの46本塁打で得点力は低い。

 まさかの展開となったのは、6位のヤクルトだ。2連敗スタートから巻き返し、4月10日に首位。4月は首位に1ゲーム差の2位で折り返したが、5月14日の広島戦(マツダ広島)から悪夢の16連敗。5月の月間打率は.218だった。もともと投手陣に不安があるチームだけに打線が湿っては勝てるはずもない。いまも最下位にどっかり座ったままだ。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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