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【都市対抗】今大会第1号本塁打は“ドラフト候補”日本通運・諸見里匠/JABA公式サポ・田中優美の熱視線!

 

7月13日から13日間、東京ドームで行われる第90回都市対抗野球大会。全国12地区の予選を勝ち抜いた36チームが出場する栄光の「黒獅子旗」をかけた社会人野球の祭典です。週刊ベースボールONLINEでは、都市対抗野球大会にまつわるさまざまな情報や知られざる秘話を『JABA公式サポーター』が日替わりで発信していきます。本日は田中優美さんです。

勝負強い打撃が魅力


諸見里匠(日本通運)


 7月13日、第90回都市対抗野球大会が開幕しました。今年は90回目の記念大会ということで昨年より出場チームが4チーム多く、開催期間も長くなり、決勝戦は7月25日に行われます。

 初日の13日には開幕式と2試合が行われ、第2試合の日本通運対JR東海(試合は1対2でJR東海の勝利)では、今大会1号目となるホームランも飛び出し、東京ドームは初日から熱気に包まれました。

 記念すべき今大会初ホームランを放ったのは、国学院大時代にドラフト候補となるも惜しくも指名漏れし、日本通運入社2年目となる諸見里匠選手です。

 諸見里選手は2019年のドラフト候補として名前が挙がっている注目選手の一人であり、勝負強さが売りの一つです。沖縄尚学高時代には甲子園に2回出場し、12打数6安打、昨年の都市対抗野球でも8打数3安打と全国大会での活躍が目立ちます。今大会の第1号ホームランが、チームの初ヒット&初得点となったことからも、その勝負強さの一端がうかがえます。

 さらに諸見里選手は「いつも自信を持って打席に立てていることが勝負強さにつながっていると思います。打席では、まずは“バッター対ピッチャー”だと思うので、ピッチャーの気持ちに負けないように意識しています。今日も良い感じで打席に立てていました」と自らをしっかりと分析できる思考力の高さも魅力の一つです。

 しかし、今大会に入るまで打撃の調子はあまり上がらず、予選の南関東大会では15打数2安打と低迷、都市対抗野球前のオープン戦では補強選手が加わったことにより、打順も六番から八番に下げられました。

 そんなときには「シートノックで人一倍大きい声を出して、誰よりも体を動かすことでモヤモヤを吐き出すと、自分が思ったとおりに体が動くようになる」そうです。

「守備は絶対的な自信がありますが、打撃にまだ波がある。監督からの信頼をもっと得られるようになりたいです。夏の期間で土台を作って、日本選手権で悔しい思いをぶつけたいです」と次なる目標を掲げる諸見里選手。今大会ではチームが初戦敗退となり残念でしたが、今後の活躍に大いに期待が持てます。

公式サポーター日本野球連盟YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UC26D0n0-QuxyIghG0WqbN0A

PROFILE

左から豊島わかなさん、田中優美さん、若菜奈津美さん/写真=BBM


とよしま・わかな●1986年12月14日生まれ。愛知県出身。ニックネームは「豊ちゃん、わかちゃん」。趣味は昼寝、特技は書道。

たなか・ゆみ●1992年5月21日生まれ。神奈川県出身。ニックネームは「ゆーみん」。趣味は動物とたわむれる、特技は脚が柔らかいこと。

わかな・なつみ●1990年10月24日生まれ。神奈川県出身。ニックネームは「なっちゃん」。趣味も特技もダンス。
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