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パ・リーグ個人タイトル争いの行方は?

 

驚異の奪三振率を誇るH千賀


最多勝争いをリードする千賀は奪三振もトップだ


 パの投手では、千賀滉大ソフトバンク)、有原航平日本ハム)が最多9勝で並んでいる。8勝に高橋礼(ソフトバンク)、7勝に高橋光成西武)が控えているが、防御率でも千賀が1.97、有原が2.23と安定しており、故障さえなければ、今後も最多勝争いを2人が引っ張っていくことは間違いあるまい。

 千賀は奪三振も138でトップ。奪三振率は11.83を誇る。過去、規定投球回到達者の最高奪三振率は1998年、石井一久ヤクルト)の11.05。更新の可能性は高い。
 歴代のシーズン最多は1968年、江夏豊阪神)の401で、こちらは達成不可能だが、2000年代以降最多である11年のダルビッシュ有(日本ハム)の276には近づくかもしれない。

 ただ、防御率1位は千賀、有原ではなく、山本由伸オリックス)で1.92。好投を見せながら打線の援護に恵まれなかった試合も多く4勝にとどまっている。オリックス打線は意地でも山本に2ケタ勝利をプレゼントしたいところだ。

 ちなみに、パの規定投球回到達者は9人だが、うち8人が右腕。セも10人中7人。今季はセ、パとも右腕投手が先発で健闘している。右が対左打者に駆使するカットボールの一般化で、右投手が左打者をあまり苦にしなくなったことも要因としてあるのだろうか。

 セーブは、楽天の守護神・松井裕樹が24でダントツ。2位の森唯斗(ソフトバンク)が故障離脱中とあって、タイトルの確率はすでにかなり高い。
 特筆すべきは、抑えながらの70奪三振。これはリーグ6位の数字でもある。奪三振率14.54と高く、リリーフで100、いや150奪三振も夢ではない。疲労もあってかか少しずつだが、防御率が悪化しているのが気になるが……。

■パ・リーグ投手主要部門上位3傑

【防御率】
1位 山本由伸(オリックス)1.92
2位 千賀滉大(ソフトバンク)1.97
3位 有原航平(日本ハム)2.23

【勝利】
1位 千賀滉大(ソフトバンク)9
1位 有原航平(日本ハム)9
3位 高橋礼(ソフトバンク)8

【セーブ】
1位 松井裕樹(楽天)24
2位 森唯斗(ソフトバンク)19
3位 増井浩俊(オリックス)18

本塁打はL山川が独走態勢


本塁打、打点でトップに立つ山川


 打率1位は、荻野貴司ロッテ)で.330。プロ10年目ながら、まだ規定打席到達はないが、そのポテンシャルはかねてから高く評価されていた。
 2位は秋山翔吾(西武)で.327。秋山は、4月こそ.233と信じられない落ち込みだったが、その後、急上昇。首位打者経験もあり、本命と言える。
 長く打率トップに立っていた森友哉(西武)は、交流戦でやや打率を落とし、現在はリーグ4位の.315。捕手の首位打者となれば、野村克也(南海)、古田敦也(ヤクルト)らレジェンドと肩を並べることになるが巻き返せるか。

 ホームランは29本で山川穂高(西武)がダントツ。当初、60本超えペースと言われたが、鈍ってきた。ただ、24本放っている2位のレアード(ロッテ)にも序盤の爆発力はなく、逃げ切る可能性は大だ。

 打点は、同じく山川が72でトップ。2位も同じ西武の中村剛也が66。山川は得点圏打率.215と決してよくない。ホームランペースが落ちれば打点ペースも落ちるはずだが、中村も波のあるタイプ。打撃2冠の可能性は高い。

 盗塁は金子侑司(西武)が28で、西武の後輩である2位21盗塁の源田壮亮を大きく引き離す。盗塁王を取った16年の53盗塁超えを狙っていきたい。

■パ・リーグ打者主要部門上位3傑

【打率】
1位 荻野貴司(ロッテ).330
2位 秋山翔吾(西武).327
3位 近藤健介(日本ハム).321

【本塁打】
1位 山川穂高(西武)29
2位 レアード(ロッテ)24
3位 ブラッシュ(楽天)21

【打点】
1位 山川穂高(西武)72
2位 中村剛也(西武)66
3位 ブラッシュ(楽天)62

【盗塁】
1位 金子侑司(西武)28
2位 源田壮亮(西武)21
3位 福田周平(オリックス)19

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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