週刊ベースボールONLINE

社会人野球リポート

【都市対抗】恩師の下で再びプロを目指すJR東日本東北の新人内野手・菅野赳門/JABA公式サポ・田中優美の熱視線!

 

7月13日から13日間、東京ドームで行われる第90回都市対抗野球大会。全国12地区の予選を勝ち抜いた36チームが出場する栄光の「黒獅子旗」をかけた社会人野球の祭典です。週刊ベースボールONLINEでは、都市対抗野球大会にまつわるさまざまな情報や知られざる秘話を『JABA公式サポーター』が日替わりで発信していきます。本日は田中優美さんです。

大切にしている駒大での教え


菅野赳門(JR東日本東北)


 駒大を卒業し、今年JR東日本東北に入社した菅野赳門選手。そのJR東日本東北の監督である西村亮氏は2012年から16年まで駒大で監督をしており、菅野選手は駒大1、2年次に西村監督の下でプレーしていました。

 再び西村監督に指導を仰ぐことになった菅野選手は「JR東日本東北に入社が決まるまで、就職先やこの後も野球を続けられるか分からない状態だったので、声をかけていただいたときにはホッとしたし、プロを目指して野球をできる環境に入れてうれしかったです」と恩師の下で2年後のプロ入りを目指しています。

 さらなる高みを目指すために大切にしている教えは駒大で教わった「調子で野球を考えない」こと。打てるか打てないかではなく、塁にどう出塁するか、2ストライクに追い込まれた後にも簡単にアウトを取られずにいかに粘れるかなど、相手をどのように苦しめるかに意識を置くことで、波のない選手になることを目指しているそうです。

 その成果か、菅野選手は都市対抗野球の東北二次予選で3試合、14打数7安打と毎試合活躍してMVPを獲得しました。

 高校(向上高)のころから菅野選手に目をつけ、西村監督自ら駒大に呼んだというほど、大学のころから西村監督が期待する選手。2年ぶりに同じチームとなり、近くでプレーを目にして「見ていない間に成長した。大学3年のころに試合に出られなくていろいろと考えたことで成長したのかな。昔は小さいミスが多かったけど、それも減ったし、ピッチャーの読みや駆け引きが上手くなっていた」と評価しています。

 7月15日に行われたJR東日本東北の初戦で菅野選手は無安打に終わってしまいましたが、チームは信越硬式野球クラブに勝利。西村監督は「初めての経験で緊張しやすいけど、それを乗り越えてほしい」とエールを送り、菅野選手自身も「とらえられていたときは、とらえられていたので切り替えてやっていく」と前を向いていました。初戦の悔しさを晴らす次戦での活躍に期待です。

公式サポーター日本野球連盟YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UC26D0n0-QuxyIghG0WqbN0A

PROFILE

左から豊島わかなさん、田中優美さん、若菜奈津美さん/写真=BBM


とよしま・わかな●1986年12月14日生まれ。愛知県出身。ニックネームは「豊ちゃん、わかちゃん」。趣味は昼寝、特技は書道。

たなか・ゆみ●1992年5月21日生まれ。神奈川県出身。ニックネームは「ゆーみん」。趣味は動物とたわむれる、特技は脚が柔らかいこと。

わかな・なつみ●1990年10月24日生まれ。神奈川県出身。ニックネームは「なっちゃん」。趣味も特技もダンス。
週刊ベースボール編集部

週刊ベースボール編集部

週刊ベースボール編集部が今注目の選手、出来事をお届け

関連情報

みんなのコメント

  • 新着順
  • いいね順

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング