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球界デキゴトロジー/7月18日

藤川球児がセーブ記録で史上初の快挙(2008年7月18日)

 

“火の玉ストレート”と称された剛球を軸にセーブを稼いだ藤川


 プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は2008年7月18日だ。

 この日、ナゴヤドームで行われた中日阪神は、中日の先発・川上憲伸に阪神打線が抑え込まれ、8回までわずかに金本知憲の一発のみで1対1の同点。しかし、9回表に岩瀬仁紀がマウンドに上がると阪神の上位打線が連打して1点を勝ち越し。その裏、出番はもちろん藤川球児だ。

 ところが、この日の守護神はピリッとせず、四球とヒットを許す。何とか二死までこぎつけたが、一、三塁のピンチ。ベンチの岡田彰布監督は、中日が代打・立浪和義を送ったところで、たまらずマウンドへ。だが、「お前に任せた。打たれたらしゃあない」と岡田監督は剛腕に託した。

「びっくりしたけどうれしかった」と言う藤川は立浪を投ゴロ。30セーブをマークしたが、7月中の30セーブ到達はプロ野球史上初の快挙。開幕から83試合目では、1998年の佐々木主浩(横浜)と並ぶスピードタイ記録だった。

写真=BBM
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