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編集部員コラム「Every Day BASEBALL」

完全まであと3人で

 

大記録まであと一歩


「あと3人」のところで、最年長パーフェクトを逃した。楽天美馬学が7月19日のソフトバンク戦(楽天生命パーク)で快投を披露。8回終了時点で無安打、走者を1人も出さない完全投球を続けた。

 大記録が期待されたが、9回の先頭の代打・明石健志を四球で出して完全試合がなくなる。続く代打・栗原陵矢に左前打を許し、ノーヒットノーランも消えた。さらに上林誠知に適時三塁打を打たれ、完封もならなかった。

「やっちゃうんじゃないかと思っていたんですけどね。惜しかったです。やっちゃいましたね。フォアボールが一番、痛かった」

 偉業達成を逃した右腕は試合後、こう言って顔をしかめた。32歳10カ月の美馬は、完全試合達成なら最年長記録となったが、あと一歩。それでもチームの勝利が第一だ。チームでは則本昂大が戻ってきたと思ったら、今度は岸孝之が発熱により登録抹消となった。先発陣の台所事情は苦しく、だからこそ美馬への期待度は高い。次回登板で通算50勝目を目指す。

文=富田 庸 写真=BBM
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