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パ・リーグ6球団、タイトル候補者は?

 

ペナントレースは後半戦に突入し、今後は優勝争いが白熱していく。個人に目を移せばタイトル争いもヒートアップ。ここではパ・リーグ6球団のタイトル候補者をピックアップする。(記録は7月22日現在)。

福岡ソフトバンクホークス



 最速161キロのストレートに、“お化け”フォークをはじめとする多彩な変化球。これらを巧みに操る千賀滉大は今季、コンスタントに三振を積み重ねている。現時点で146個と、リーグだけでなく12球団トップ。リーグ2位の有原航平日本ハム)とは37個もの差をつけており、目下、タイトル争いを独走中だ。奪三振率11.84も先発陣の中では圧倒的な数字を誇っている。今季からスタートした、1奪三振につき1万円を児童虐待のない社会を目指す認定NPO法人『児童虐待防止全国ネットワーク』のオレンジリボン活動へ寄付する活動も、原動力の1つだ。最多奪三振以外にも、最多勝や最優秀防御率などのタイトルも射程圏内。シーズンを終えた鷹のエースは、果たしていくつの称号を手にしているだろうか。

埼玉西武ライオンズ



 本塁打&打点の2冠王へ突き進んでいるのが山川穂高だ。5月まで22本塁打とハイペースで量産していたが、交流戦以降、セ・リーグ投手の執拗な内角攻めに遭いペースダウン。リーグ戦に戻っても調子が上がらなかったが、7月21日のオリックス戦(メットライフ)では6回に逆転3ランを放って2年連続で両リーグ30号一番乗りとなった。打点も75でリーグトップを走る。現在、首位・ソフトバンクに4.5ゲーム差で3位のチームが逆転で連覇を成し遂げるために四番のバットは欠かせない。山川が打ち続け、目標である50本塁打を達成し、打点も多く稼ぐことが優勝への必要条件となる。

北海道日本ハムファイターズ


日本ハム・近藤健介


 昨年末の契約更改の席で近藤健介が掲げた目標が「首位打者」。いまや球界きってのヒットマンに成長した25歳が本気でタイトルを狙っている。シーズン序盤こそ苦しんだが、持ち前の打撃センスで常にパ・リーグ打率トップ5に名を連ねて打率.313。1位の荻野貴司(.321)との差はわずかに8厘と十分射程圏内。また、近藤の特筆すべき能力の1つに選球眼の良さがあり、67四球、出塁率.431はともにリーグトップ。天才と称されるその巧みなバッティングで悲願の首位打者をつかみ取る。

千葉ロッテマリーンズ



 ロッテへの移籍で“スシボーイ”がよみがえった。開幕から4戦連発、10試合で7本塁打というロケットスタートを決めると、得点力に難があったチームを重量打線に生まれ変わらせた。シーズン中盤に差し掛かって開幕時の勢いこそかげりを見せているものの、ここぞの一発は健在。ホームラン王に輝いた2016年の39本を上回るキャリアハイのペースに変わりはない。ここまで西武・山川穂高とは4本差の26本塁打。2度目のキングはもちろんのこと、やはりトップの山川から10差で追う打点王もまだ射程圏だろう。Aクラス入りへ巻き返しを期すチームにとっても、この男のさらなる爆発は必須となる。

東北楽天ゴールデンイーグルス



 パ・リーグの最多安打争いの大本命は、西武の秋山翔吾だ。これまで3度獲得している、この部門での絶対王者で、今季もここまで113安打でトップに立っている。その秋山を5本差の108安打で追いかけているのが楽天の茂木栄五郎だ。小兵ながらパンチ力を併せ持つ好打者として台頭するも、昨季までは故障に苦しみ本領を発揮できずにいた。それでも今季は本来の「一番・遊撃」に戻り、躍動を続けている。チームトップの打率.303はチームトップの数字。「しっかり振りにいった中での3割」を意識するリードオフマンが、無欲で初タイトルへ挑む。

オリックス・バファローズ


オリックス・山本由伸


 最速156キロの直球に、カットボール、フォークも球威があり、カーブで緩急もつける。さらに、今季から習得したツーシームで投球の幅を広げて打者を翻ろう。12球団唯一の防御率1点台の1.79と抜群の安定感を見せているのが山本由伸だ。後半戦初登板の7月19日の西武戦(メットライフ)では7回1失点(自責0)も、チームは延長11回サヨナラ負け。打線の援護がない試合が多く、わずか4勝(4敗)と勝ち星が伸び悩むが「自分の投球をするだけ」と意に介さない。DH制のパ・リーグで防御率1点台でのタイトル獲得となれば、2009、10年のダルビッシュ有(日本ハム)、11年の田中将大(楽天)ら日本を代表する投手たちと並ぶ。弱冠20歳の若き右腕が、「自分の投球」を貫いた先に初タイトルが待っている。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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