7月28日、東海大相模が4年ぶり11回目となる夏の甲子園出場を決めた。

　横浜と東海大相模の2校を中心とした私学が勢力を誇り続けてきた。1957年からは法政二が5年連続で勝ち上がり、60年には日本一。その後も慶応、武相など私学が競い合った。

　66年に東海大相模に原貢監督が就任すると勢力図が大きく変わる。69年に優勝して夏の甲子園に出場し、翌70年には日本一。74年からは4年連続で夏の甲子園に出場するなど全盛を誇った。横浜の渡辺元智監督はこれを目標に奮闘して全国に名高い強豪校に育てた。両監督が退いた現在も両校を中心に慶応、桐光学園ら私学がしのぎを削る。

　公立では80年代にY校の愛称で人気の横浜商が全盛を誇り、83年には夏の甲子園でも準優勝した。公立の優勝校は90年の同校以来29年間出ていない。

【神奈川 夏の甲子園出場回数ランキング】
1位　横浜　18回　2018年

2位　東海大相模　11回　2019年

3位　法政二　9回　1988年

4位　横浜商　7回　1990年

5位　桐蔭学園　6回　1999年

6位　慶応　5回　2018年

7位　桐光学園　4回　2012年
7位　武相　4回　1968年

9位　横浜商大　3回　2003年
9位　浅野　3回　1948年
9位　神奈川商工　3回　1950年

12位　湘南　1回　1949年
12位　日大藤沢　1回　1995年
12位　鶴見工　1回　1954年
12位　横浜隼人　1回　2009年
12位　平塚学園　1回　1998年
12位　藤沢翔陵※1　1回　1973年
12位　希望ケ丘　1回　1951年
12位　藤嶺藤沢　1回　1985年

※年度は直近出場年
「直近出場時のチーム名」※1藤沢商

写真＝BBM