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パ・リーグ6球団、シーズン終盤のキーマンは?

 

ペナントレースは後半戦に突入し、今後は優勝争い、そしてクライマックスシリーズ進出争いが白熱していく。シーズン終盤の戦いでチームに栄光をもたらす選手はだれか。ここではパ・リーグ6球団のキーマンをピックアップする。(記録は7月29日現在)。

福岡ソフトバンクホークス



 ゆっくりと、だが着実に、歩みを進めている。開幕から爆発的な打撃を見せた柳田悠岐にアクシデントが起きたのは、4月7日のロッテ戦(ヤフオクドーム)。7回に三盗を決めた直後、左ヒザ裏に違和感を訴えて途中交代した(翌8日に抹消)。左半膜様筋腱損傷(肉離れ)で全治3週間程度の見込みとの発表があったが、症状は重く、7月29日現在もリハビリ中だ。しかし、屋外で守備練習やロングティーを再開するなど、実戦復帰に向けて徐々に練習強度を上げてきている。打線は一発の怖さはあるものの、打率.250とつながりという面では少し寂しさを覚える。優勝争いが熾烈を極めるシーズン終盤にでも主砲が戻ってきてくれれば、2年ぶりの優勝へ、チームの勢いが加速することは間違いない。

北海道日本ハムファイターズ



 開幕から主力にケガ人が相次ぐ中、不動のリードオフマンとして存在感を発揮しているのが西川遥輝だ。打率こそ.290で3割に届いていないが、57四球はチームトップクラスの数字。出塁率は常に4割近くを維持しており、西川が出塁すれば、大田泰示近藤健介中田翔が控えているだけに,絶好の得点チャンスになる。「ここまでの遥輝のチームへの貢献度に関しては何も言うことはない。本当に良くやってくれている」と栗山英樹監督も絶大な信頼を寄せる背番号7が、自慢の攻守走3拍子そろったプレースタイルで打倒ホークスへの旗手となる。

埼玉西武ライオンズ



 7月26日からの2位・日本ハムとの3連戦。初戦は2回表まで0対7のビハインドを5回裏に追い付きながら、投手陣が踏ん張れずに7対12で敗戦。2戦目も4回まで4対0とリードしながら投手陣が崩れ、6対10で連敗を喫した。3戦目も9回、3点のリードを守れずに追い付かれた。最終的に10回裏、8対7とサヨナラ勝利を収めたが、やはり今後もチーム防御率4.35とリーグ最低の投手陣をカバーすべく打線が奮起し続けるしかない。その中でも四番・山川穂高だ。5月までの50試合で22本塁打も、6、7月の2カ月はここまで43試合で9本塁打。暑さが増す8月、本塁打ペースを上げてチームに勝利を呼び込みたい。

東北楽天ゴールデンイーグルス



 頼れるエースがようやく戻ってきた。3月に右ヒジのクリーニング手術を受け、リハビリを続けてきた則本昂大が、7月9日のオリックス戦(楽天生命パーク)で今季初登板。6回3安打無失点で今季初勝利を手にするとともに、チームの連敗を「10」でストップした。「自分の復帰戦より、チームが本当に苦しい時期。何とかチームが勝つという気持ちだけで投げました」と安どの表情を浮かべた。次戦では1失点ながら敗戦投手となったが、7月24日の西武戦(楽天生命パーク)では2勝目をマーク。万全の状態に戻った「背番号14」が、Aクラス入りへフル回転する。

千葉ロッテマリーンズ


ロッテ・涌井秀章


 昨季は78本だったチーム本塁打はリーグ2位の115本と激増し、得点力は確実にアップした。だが、先発・リリーフともに投手陣がピリッとせず、勝つべき試合も競り落とす展開が続いている。象徴はエースの涌井秀章だろう。7月24日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)では初回にレアードのグランドスラムで4点のリードをもらいながら、最後は踏ん張り切れなかった。7回4失点と試合は作ったが、これで10試合連続の未勝利。5月8日の西武戦(前橋)を最後に勝ち星から遠ざかっている。規定投球回には達しているものの、ここまで3勝6敗、防御率4.14はあまりにも寂しい。背番号18がチームを勝利に導く投球を見せなければ、Aクラスへの浮上はおぼつかない。

オリックス・バファローズ


オリックス・ロメロ


 起爆剤として期待がかかる。7月23日の日本ハム戦(ほっと神戸)からロメロが故障復帰。7月26日のソフトンバンク戦(ヤフオクドーム)では「五番・DH」で先発出場すると、第3打席にソフトバンク・千賀滉大から左翼席へリードを4点に広げるソロアーチを放って勝利に貢献した(6対2)。開幕から低調な打線にあって、主軸の奮起は欠かせない。今後は再び四番に座ることもあるだろうが、吉田正尚、モヤとのクリーンアップの固定が浮上への最低条件。今季の打線低迷の一因はロメロの故障離脱でもあるだけに、背番号9の復調がチームの得点力アップに直結する。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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