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セ・リーグ6球団、シーズン終盤のキーマンは?

 

ペナントレースは後半戦に突入し、今後は優勝争い、そしてクライマックスシリーズ進出争いが白熱していく。シーズン終盤の戦いでチームに栄光をもたらす選手はだれか。ここではセ・リーグ6球団のキーマンをピックアップする。(記録は7月29日現在)。

読売ジャイアンツ



 先発陣、リリーフ陣に若干の不安を抱えることもあるが、今季は“打”のチーム。ここまでチーム打率はリーグトップの.266をキープしている。坂本勇人丸佳浩のコンビは盤石で、37歳の亀井善行が元気、2年目・若林晃弘も台頭し、ワキを固めている。物足りないのが岡本和真か。17本塁打、53打点はまずまずだが、打率が.258と安定感を欠き、好不調の波も激しい。開幕から四番を任されてきたが、交流戦期間中に2試合、7月27日、28日の阪神戦(東京ドーム)ではさらに2試合で四番を外れることに。7月の2試合では二番で他球団の脅威になってきた坂本勇を四番に回さざるを得ず、チームへの影響も大きい。昨季は8月に打率.340、8本塁打、28打点の夏男の復調に期待したい。

横浜DeNAベイスターズ



 現在2位つけるDeNAが2年ぶりのクライマックスシリーズ進出を確実なものとするために必要なピースは、昨季の新人王・東克樹の復活だろう。左ヒジ痛で開幕から出遅れた左腕は、今季ここまで3勝2敗。6月6日のオリックス戦(京セラドーム)を最後に一軍マウンドから遠ざかる。まだ左ヒジの具合が本調子ではないのか、6月7日に登録抹消後はファームでの調整が続いている。7月28日のイースタン・ヤクルト戦(戸田)では6回85球、3失点で勝利投手となっており、一軍合流もそう遠くないはずだ。7月には石田健大が先発に復帰して2勝をマーク。今永昇太濱口遥大、そして東克樹の左腕カルテットがそろえば、優勝争いも十分に可能だろう。

広島東洋カープ



 広島で逆転Vへのキーマンとなるのは、やはり黄金ルーキーの小園海斗だろう。球宴休み明けからショートでスタメン起用されると、以降、チームは10勝2敗。現状、打順は七番か八番だが、小園がプロ初アーチを含む4安打した7月26日のヤクルト戦(神宮)ではチームは12点、2号本塁打を含む3安打の28日の同戦でも12点と、「小園が打てば、打線がつながる」現象は証明済み。積極的に振っていく姿勢は、チームに勢いをもたらしている。前回の一軍昇格時には守備に不安を見せたが、再昇格後は動きもいい。マツダ広島の内野天然芝に慣れるにはまだ多少経験が必要な可能性もあるが、今後も打撃好調を維持できれば、逆転Vの使者となる可能性も十分だ。

阪神タイガース


阪神・ソラーテ


 7月21日に来日し、26日に一軍登録。同日の巨人戦(東京ドーム)で「二番・遊撃」としていきなりスタメン出場を果たしたソラーテ。2対2と同点の7回表に東京ドーム左翼席上段に叩き込む勝ち越し2ランを放った。この一打で試合は決まった。また翌22日の同カードで「五番・左翼」で出場すると2点を追う5回にはチーム初安打となる二塁打を放ち、1点を返すきっかけを作った。非常に明るい性格でチームにもすぐに溶け込んだ。ソラーテの打力が貧打の阪神打線にカツを入れることができれば、クライマックスシリーズへの切符をつかめる可能性は十分にある。

中日ドラゴンズ



 8連勝で波に乗っていたチームだったが高橋周平が右小指橈側側副靱帯断裂で離脱した2日後、今度は8連敗を喫した。その8敗中、1点差で競り負けたのが5度。連敗の要因は得点力不足にある。首位打者を走っていた主軸が抜け、打線につながりを欠いたことが要因だろう。上位打線を担う平田良介大島洋平ビシエドの3人は、7月の月間打率3割超。調子は悪くないが、五番以降で得点できない状況だ。Aクラス争いをするには、阿部寿樹京田陽太の奮起は欠かせない。何よりも高橋に代わって三塁を守っている堂上直倫がバットでチームを引っ張らなければ、高橋が実戦復帰する8月下旬までに勝負はついてしまうかもしれない。

東京ヤクルトスワローズ


ヤクルト・村上宗隆


 4月に6本塁打、5月に8本塁打と自慢の長打力で燕打線を支えてきた村上宗隆だが、6月は5本塁打、そして7月は1本塁打とそのペースは落ちてきている。それでも打点は巨人・坂本勇人と並ぶリーグトップタイの69打点で、20本塁打は山田哲人バレンティンに続くチーム3位。高卒2年目の19歳としては大健闘と言える数字だ。殊勲打を打っても決して浮かれることはなく、「今日のことは忘れてチームに貢献したい」と語る左のスラッガー。無欲の進撃が最下位チームを上位に引き上げる推進力となる。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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