7月29日、誉が夏の甲子園初出場を決めた。

　夏の甲子園最多の優勝7度＆通算78勝、唯一の大会3連覇、ともに史上2校目の春夏連覇と夏春連覇と中京大中京の実績は群を抜く。戦争を挟んだ時期と平成初期を除いて大きな低迷期がなく、昭和初期から現在まで強豪の地位を保っている。

　戦前の「愛知四商」時代からのライバルだった東邦は春ほどの実績がなく準優勝1度、4強が1度など中京大中京に水を開けられている。愛知商は戦前に4強が2度、享栄は48年の8強が最高。平成では最多出場の愛工大名電も9度のうち白星を挙げたのは昨年の100回大会だけで、81年の4強を超えていない。

　大正時代は1917年に優勝した旭丘が一時代を築いた。新興勢力では98年に豊田大谷が4強入りした。

【愛知 夏の甲子園出場回数ランキング】
1位　中京大中京　28回　2017年

2位　東邦　17回　2016年

3位　愛工大名電　12回　2018年

4位　愛知商※1　8回　1950年
4位　享栄　8回　1995年
4位　旭丘※2　8回　1929年

7位　大府　3回　2008年

8位　豊田大谷　2回　1998年
8位　愛知　2回　1994年
8位　愛産大三河　2回　2018年

11位　明和※3　1回　1921年
11位　国府　1回　1975年
11位　時習館※4　1回　1916年
11位　豊橋商　1回　1951年
11位　津島北※5　1回　1957年
11位　愛知黎明※6　1回　2001年
11位　名古屋商　1回　1922年
11位　至学館　1回　2011年
11位　誉　1回　2019年

※年度は直近出場年
「直近出場時のチーム名」※1瑞陵　※2愛知一中　※3明倫中　※4愛知四中　※5津島商工　※6弥富

写真＝BBM